格納庫の中で (Inspired by タツヤさん) | ロボットヒロイン大好き!

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ロボットアニメに登場したヒロイン話を中心に、いろいろな事を書き散らかしていきたいと思います。

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Pic by タツヤさん


シローと一緒に光子力研究所に引っ越してきた甲児。
なれないベッドでなかなか寝付けないある夜。
ぶらぶらと所内を散歩して時間をつぶす。
「あれ、こんな時間にどうしたんだ?」
誰もいないはずの格納庫の扉の隙間から灯りが漏れている。
腕時計を見る。11時半。
「戦闘もなかったこんな日に…まさか…」
鉄仮面のイメージが脳裏をかすめる。
緊張してスイッチを押す。
鈍い音を立てて開く重い扉。
その先にいたのは…


「あら、甲児くん。どうしたの?こんな時間に」
パイロットスーツ姿のさやかが、アフロダイの足もとに座っていた。
「さやかさんこそ…どうしたんだい?」
「今日の訓練中にちょっと足周りが気になったから調整してたの」
その前には工具が散らばっている。
「自分でかい?すごいな」
驚く甲児。
「あら。これでもロボット工学者の娘よ。簡単な作業は自分でできるわ」
振り返って微笑むさやか。
夜中に見るその姿は妙に艶っぽい。
見慣れてるはずなのに、丸いヒップや美しい脚が妙にまぶしい。


「どうしたの?ぼーっとしちゃって」
立ち上がって甲児に近づく。
「もうこんな時間。パイロットはしっかり休養しなくちゃね」
するりと甲児の腕に自分の腕を絡ませる。
「寝ましょうか」
「あ…ああ…」
何気ないその仕草に甲児の心臓は高鳴るのだった。


【END】



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