第5話・対決!・敵はZとグレート(後編) | ロボットヒロイン大好き!

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ロボットアニメに登場したヒロイン話を中心に、いろいろな事を書き散らかしていきたいと思います。

東映 グレートマジンガーBOX
東映 グレートマジンガーBOX

「ああっ!」

アイアンカッターがダイアナンの美しいボディを傷つけていく。

「あん!」

グレートブーメランが何度もビューナスの美しいボディを切り刻んでいく。さやかとジュンは何度も攻撃をかわそうと回避するのだが、まるで先回りしているかのように、Zやグレートの攻撃はヒットしつづけていた。



「・・・読まれてる・・・」

「えっ?」

「ジュンさん、私たちの行動パターン、やつらに読まれてるわ」

「・・・確かに・・・」

そう考えればZとグレートの攻撃が次々と命中している説明がつく。

「さっき地獄大将軍は、甲児くんと鉄也さんの戦闘パターンがプログラミングされてる、って言ってたわよね?」

「ええ」

「じゃあ当然パートナーである私たちの行動パターンもしっかりインプットされてる、ってわけよね」

「そっか!それでこんな先を読んだような攻撃を仕掛けてくるのね」

「でも・・・どうやって反撃すればいいかしら・・・」

「簡単よ」

「えっ?」

「さやかさん、今からグレートの相手をしてくれるかしら?私はZと戦うわ」

「そっか!わたしのデータは鉄也さんは知らない、甲児くんはジュンさん行動パターンに慣れてないものね」

「そういうこと♪いくわよ、さやかさん!」

「ええ!」



「さあ、今度はダイアナンがお相手するわ。いらっしゃい!」

マジンガーブレードでダイアナンに切りかかるグレート。ジャンプして避けるダイアナン。グレートは見当違いの方向を切りつける。

「ジュンさんの言った通りね。戸惑ってるわ」

ダッシュでグレートに接近し、懐に飛び込むダイアナン。

「ダイアナンキーック!」

見事なハイキックがグレートの顔面にヒット!倒れるグレート。

「さあ、あなたの相手はこの私よ。いくわよ!」

ジャンプし、Zにキックをお見舞いするビューナス。直撃。ビューナスは反転・バク宙し、着地。

「フィンガードリル!」

Zのボディに小型ドリルが突き刺さる。一気に形勢逆転だ!



「ジュンさん、Zの弱点はおなかのミサイルパンチ発射口よ」

「グレートも同じ。ネーブルミサイルを発射する時に一瞬スキができるわ」

さすがはパートナー。伊達に長く一緒に戦ってきたわけではない。完璧にZとグレートのクセを把握している。

「さやかさん、グレートへのトドメはビューナスが刺すわ。ダイアナンはZに、ね」

「そうね。私がグレートを倒しちゃったら申し訳ないものね」

「私も同じよ。Zはさやかさんに任せるわ」

Zとグレートがミサイルを使用するように誘う動きをしながら会話を交わす二人。

さやかとジュンの思惑通り、Zとグレートがミサイル発射体勢に入る。Zのミサイルパンチ発射口がスライドして開く。

「ニセモノさん、よくも痛めつけてくれたわね」

ダイアナンのバストがキラリと光る。

「乙女の怒り、受けてみなさい!おっぱいミサイル、発射~!」

ダイアナンの真紅のバストがZの純白の腹部に吸い込まれていき、大爆発!Zは粉々に砕け散った。

「さあ、覚悟しなさい!」

ビューナスの巨大なバストがせり出し、グレートのネーブルミサイル発射口に狙いを定める。

「グレートを冒涜するなんて許せないわ!いくわよ!おっぱいミサイル!」

グレートも大爆発。戦いは終わった。ダイアナンとビューナスはハイタッチをかわす。正義の女神たちが疑獄大将軍の卑怯な罠を打ち破ったのだった。



【第5話完】