聖書には、こんな言葉があるらしい。
「新しい酒は古い皮袋に入れるな。さもなくば皮袋は裂け、酒も皮袋も駄目になるだろう。」
新しいものには、新しい器が必要になる。
長い年月をかけて、国や地域の中で文化ができていく。
その中には、素晴らしい物が沢山ある。
それをわかっているからといって、すぐに残さなきゃ!大切にしなきゃ!伝えなきゃ!となる訳ではない。
行っている人間にとっては、それは当たり前のことだから。
大切だと伝えるためにはその文化をよく知っていないと伝えられない。
よく知るということは、そのことについて考え、調べることだ。
当たり前に行っていることをよく調べるだろうか。
典型的な例として、初詣やお盆の墓参りなど、
実はよく知らなかったなんてこともある。
前々から文化を守ろうとしている人間よりも、
後から素晴らしいと気づいた人間の方が、
その精神を重要視する。
いつだって素晴らしいんだってことを後から気づく。
下手をすれば、失ってから気づく。
誰かが作った物のひとつひとつに意味があって、
どんな想いをこめて行動しているのか。
何かの素晴らしさに気づき、理解しようとする気持ち、
それが一番失っちゃいけない大切なものだと思う。
新しい酒を古い皮袋に入れるなと言っていたけど、
大切なのは、古い皮袋をそのままにしておかないことなんだ。
この間も、テレビで和楽器バンドを見たんです。
和楽器なのにバンドとは?、と思ったけれど
いつでも新しいものは、古いものが合体したものだと考えると、
当然の流れなのかもしれないなと。
みんなが変わっていっていることに
気づいてない人が多すぎる気がします。
いつだって周りは皆バカで、考え無しだと考えている年配の方が多く見受けられますが
私にはそうは思えません
若ければ若いほど、新しい発想で物事を見ることができる人が増えている。
一日一日、進化し続けている。
文化も、形が変わっても、守りたい気持ちが変わらないことが重要なんだと思います。
…ただ、そこに損得感情がないことを願います。