ライフワーク探求家の与辺高志(よへん たかし)です。
気づき・学びのアウトプット
『雇われ人生から脱却し、自由に自分のやりたい事を選択できるようになりたい』
そんなあなたのお役に立てるよう、これまでの経験や気づきをシェアしていきます
何か新しいことを始めようと思った時、あなたはどのように感じますか?
『半年後・一年後に成長して変わっている自分を想像してワクワクが止まらない』
そのように感じる方もいるでしょう。
一方で
『やった事ないからうまくいくか心配だなぁ・・・』
『失敗したらどうしよう・・・』
このような不安を感じてしまい、結局前に踏み出せない方も沢山います。
このようなネガティブ思考を無くしたいというご相談が私の下に沢山来るのですが、
そもそもネガティブ思考は悪いものなのでしょうか?
このネガティブ思考について、不思議に思ったことがあります。
新しいことを始めると新しい経験ができ、スキルUPや人間性の器が大きくなっていきます。
車でたとえると、新しいことに取り組むのはアクセルペダルを踏んでいる状態です。
一方で、新しいことに挑戦しようと思った時に「今はまだ早いのでは?」「自分に本当にできるのだろうか?」といったネガティブ思考が湧き上がってくることもあります。
車でたとえると、ネガティブ思考とはブレーキペダルを踏んでいる状態です。
アクセルペダルを踏もうとしている時にブレーキペダルを踏んでいるのはなぜだろう・・・?
相反しているような感情に疑問を感じて、ネガティブ思考について調べてみたことがあります。
その結果、ネガティブ思考について驚きの結果が分かったのです。
ネガティブ思考の正体
タイムマシンで原始時代に遡ってみましょう。
そこに住んでいる原始人は狩猟民族。
生きていくためには住処となっている安全な洞穴から外に出て食糧を確保する必要があります。
ところが弱肉強食の世界ではいつどこで獣に襲われるか分かりません。
「ひょっとしたら後ろの茂みから獣が襲ってくるのではないか?」
「向こうの茂みに獣が潜んでいるのではないか?
生き残るために、「ひょっとしたら・・・」というネガティブ思考がとても大切だったのです。
そのおかげで、子供が産まれて子孫が生まれ、今の私たちがこの世に生を受けているといっても過言ではないと思います。
当時とても大切だったネガティブ思考は今でも原始脳と呼ばれる場所にあり、スイッチが入るとこの感情を優先してしまうという仕組みになっています。
ネガティブ思考は大切な感情
では今の時代になぜネガティブ思考を感じるのでしょうか?
外出する時に家のドアを開けても「ひょっとしたら獣が目の前にいるかも・・・」なんて考えないですよね?
実は、私たちの思考に鍵があります。
私たちはそれぞれ安全領域(コンフォートゾーン)があります。
この中は普段の行動パターンの範囲内の領域なので、ストレスが少なく安心できる領域です。
例えば、あなたが人見知りで英語を全く喋れない人だったと想像してください。
人見知りのあなたが家族とご近所の親しい人達とだけ会話をしている、そのような状態を指します。
ところが、そんなあなたに海外転勤の辞令が急に下りました。
するとどうでしょうか?
突然の事に頭が真っ白になったり、不安にさらされるのではないでしょうか?
これはあなたにとっての安全領域を超える行動パターンが入ってきたからです。
この安全領域を原始時代の洞穴と同じと捉えるとどうでしょう?
安全領域を超えたパターンが入ってくると、本能的に自分の身を守ろうとして元の安全領域に戻ろうとします。
つまりネガティブ思考とは新しい事にチャレンジすることを邪魔するためにあるのではなく、本能的にあなたの身を守ろうとしてくれているのです。
受け入れて感謝する
では、このネガティブ思考に振り回されないようにするにはどうしたら良いのでしょうか?
そのポイントをお伝えします。
ネガティブ感情を受け入れる
まずはネガティブな考えが浮かんでいるということをそのまま受け入れることが大切です。
この世の中は2面性を持っています。
光と陰、表と裏、山と谷・・・。
ネガティブ感情があるからポジティブ感情があるわけです。もし無ければ感情を味わうことができなくなります。
どの感情もあなたにとってとても大切なもの。善悪の判断を行わず、ニュートラルに今感じている感情を受け取ってみてください。
ネガティブ感情に感謝をする
出てきたネガティブ感情はあなたを守ろうと本能的に出てきたもの。
そのことを理解した上で、大切なあなた自身を守ろうと思って出てきたネガティブ感情に感謝してみてください。
その時、両手であなた自身を抱き締めながらネガティブ思考に対して「ありがとう」の言葉を声に出してみることをお勧めします。
きっとあなたの中で何か変化が起きると思いますよ。