いよいよ、4つめのシゴトのステージについてお伝えします。
「死事」、「私事」、「仕事」の3つのステージについて前回お伝えしてきました。
4つめのステージ、それは「志事」です。
志事
志事について理解するためには、「夢」と「使命」の違いについて知っておく必要があります。
「夢」ってなに?
部長に昇進したい
年収1000万円を達成したい
世界中を飛び回って活躍したい
夢を持つことは素晴らしいことです。
ただこれらはどちらかというと、自分のために叶えたいと願っているものなので、周りの協力を得にくいという点が挙げられます。
例えば、『1億円の豪邸に住みたいから、お金寄付して』と言われたら、1円も払いたくないですよね?
内向きのベクトルだけでは周りからの協力は得られにくく、大きく広がっていきません。
使命とは?
使命は世のため人のためという、外向きのベクトルです。
周りの人の共感・協力を得られる可能性が高いですが、使命感だけではやはりうまくいきません。
例えば、『貧しい国の子供達のために学校を建てて教育支援を行いたい』といった
使命を持っていたとします。
ところが学校建設や教育資金のお金が不足していて、毎日資金繰りに追われて自分自身に全く余裕がない状態だとどうでしょう?
心の余裕もなくなり、やりたい事ができる選択肢が限られてくるのではないでしょうか。
使命感だけでは長続きしないといったデメリットがあるのです。
継続できなければかえって関わった人たちに迷惑をかけてしまいます。
夢×使命=志
この夢と使命のバランスが大切となります。
この2つが交わるところが「志(こころざし)」と呼ばれるものになります。
志に必要な考え方は『後のため、後世に何を残すか』という点です。
自分自身がいなくなったとしても回り続ける、拡大し続けるような仕組み化が大事になってきます。
自分自身にも世の中のためにもなり、継続性や今後の広がりも期待できるものであれば「協力するよ!」と立ち上がってくれる仲間が増えそうな気がしませんか?
そんな志事に出会えているとしたら、あなたにとってそのシゴトは天職といえるのではないでしょうか。
「志」のある人とは
「志」とは、プラス(+)とマイナス(ー)が統合された心のことだよ。
師匠が教えてくれた一言です。
プラスとマイナスが統合されるということは、「我が無い」ということ。
我が無いということは、~しなければならないといった「捉われがない」ということ。
捉われがないということは、「苦しみがない」ということです。
あらゆる苦しみは捉われから来ています。
この話はまた別の機会にお伝えしますね。
最後までお読みいただき有難うございました!