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十人委員会CDX

映画、クルマ、世の中の雑感。本というのは自動な部分がひとつもない。完全に手動な物体である。しかし、だからこそ本は世界を創る。世の中のもので一番人生に近いのは、本じゃないか―。

第二次世界大戦の史観みたいなことにこれから入るのかと思いきや、なんとなくドイツの兵器はおもしろいのが多いのでそれを書きたくなりました。

やっぱり、スタンダードな武器を大量に作るアメリカに対抗するため質に走ったのか、はたまた超絶の人殺しクリエイティブ能力がゲルマン民族には備わっているのか、ドイツの武器というのはすごい、ちょっと創造性がハンパではないわけです。

私が好きなのは、移動地雷ゴリアテ。神話の巨人の名を持つ畳1枚くらいのミニ戦車で、リモコンで敵戦車の下まで動いていって爆発します。ちっちゃい分スピードも遅くて、動いている敵には通用しなかったらしいですが、人を乗せて突っ込むカミカゼに比べれば秀逸な武器です。

★ゴリアテ 知恵深い武器ですね。

あと、砲身の元の口径が先にいくにしたがって絞られてるゲルリッヒ砲も見逃せません。弾丸がものすごいスピードになりますというウリですが、砲身がもたないという欠点がありました。バズーカ(パンツァーファウスト)より小さな対戦車武器もありまして、カンプピストルとか言いましたっけ、効果はわかりませんが、対戦車“ピストル”っていうこと自体すごいと思います。
あと、物陰から撃てるように、先っちょの曲がったライフルとか、やたらにでかい800mmの列車砲グスタフとか、バイクと戦車のあいの子ケッテンクラートとか枚挙にいとまがないわけです。
★ゲルリッヒ砲

★800mm列車砲グスタフ

★カンプピストル


前回のコラム見た人なら「どこが現代を作ったドイツなんだ!」と思うと思われ、恐縮なのですが、このへんはあだ花系の兵器で、本命はジェット機、ロケットからヘルメットまでナチスドイツの兵器は現代に大きな影響を与えてるというか、ほとんどアメリカ、お前マネしてんじゃんみたいなものはたくさんあるので、後述させてください。

今回は余談なのでご容赦を。
バズーカ砲という兵器があり、
これは第2次世界大戦中アメリカとドイツでほぼ同時に実用化されました。特徴は普通の弾丸とちがって当たった瞬間に中から高熱ガスが飛び出し、それが相手の装甲を貫くのです。また発射時の反動がないこと(ロケットみたいなもんで)で無反動砲とも言われます。あれは後ろに立ってるとまずいんですね。火というか爆風をもろにかぶります。
大きい破壊力と無反動ということで手持ちOK。以上の条件で小さくても戦車をやっつける歩兵用の必殺武器となりました。
★バズーカ砲

★パンツァーファウスト

でも米独で設計思想がちょっとちがっていて、アメリカのバズーカは砲身自体は何回も使える&発火装置は電力。あれは基本2人で扱うのでしょう。弾丸入れる人と打つ人。
ドイツのパンツァーファウストはロケット丸出しで、後ろに使い捨ての筒がくっついてて発火はぜんまいだかなんか摩擦ものだったと思います。こっちは完全に一人用。
ドイツというのはすごい国だと思いましたね。特に戦車周りのこの手の武器はほとんどドイツ人が作ってます。

第二次世界大戦はそれまでの戦争と比べ物にならないくらい多くの人が死にましたが、それまでの戦争と比べ物にならないくらい技術革新を促しました。
写真とかみても戦争前のイメージというのはいきなり昔っぽいですよね。
ほんの4~5年の間に、世界は大量の屍を作りながら、一世紀分くらいの進化を獲得した。
そしてその中心にいたのが、日本人なら日本と思いたいでしょうが全く違ってて、やっぱりドイツだったと思います。

第2次世界大戦から70年、ちょっと触れたくないみたいなところから、冷静に考えてみると、戦争が作った現代と、現代の戦争を作ったドイツ。それを使って戦後社会を支配したアメリカという敵味方を超えた構図が見えてくると思います。
★出雲大社本殿・・今でも充分どデカいですが。綺麗になったものです。

   史上最大の木造建築物。
他ならぬ、出雲大社でして以前は高さが16丈といいますから、48m以上あったらしい。

    平安中期に当時の貴族の子弟たちの教科書として出された『口遊【くちずさみ】』という書物の中に「雲太【うんた】、和二【わに】、京三【きょうさん】」という記述があります。建物の大きさに言及しているといわれてます。一番大きい雲太は出雲大社、 和二は東大寺大仏殿、続いて京三、京の大極殿です。長年、真偽定かでない、まゆつば感あふれる記述だと言われてましたが、実際にあったんですね、ついにその遺構がでてきた。

  本居宣長という江戸時代の歴史・考古学者でさえ「よくわかんねー」といってたので、これは結構な発見なわけです。

  以前バイクで行きましたよ。出雲まで。ちょうど柱部分の発掘をしてました。
予想図みたいなの見ましたが、今の本殿の足の部分がびよーんと伸びたかんじの空中神殿なのです。そこに通じる階段がまたあられもない感じで、傾斜している部分の長さは100mくらいありますね。

   また、本殿自体高さ32丈(100m近い)もあったという説もありますが、そっちは本当にわかりません。

   こういう下々の騒ぎを見つつ、神主の千家・北島家ではこの巨大建築物について書かれた古文書にしっかり残ってた分「ほらね。」という感じでしょう。(ちなみに、この両家は驚いたことに天皇家なみに歴史が古いらしいです。)

シュリーマンみたいな話ですよね。日本のトロイです。
他そういうのないですかね。


★出雲大社・・何か勘違いしてる人もいますが、手前の大きい注連縄の建物は拝殿でして、巨大神殿伝説を持つ本殿は後ろにある一回り高い建物です。神様はそっちにいます。