神戸は北野坂のスタバに
不思議なインド人のおじいちゃんがいる
と、友人から聞いて
一緒に行ってきました。
その友人は
「タイミングだけは外さない」
という瞬発力そのものの人。
爽風さん
スタバのレジで注文すると、
私にはわからない何かをかぎ分け、
2階に佇む外人のおじいちゃんの
横にひょっこり座りました(笑)
(1907年に作られた建物、北野坂スタバ。
中はめちゃくちゃ雰囲気があります!)
「あの人かいないでしょ!」
と、思ったそうです。
「毎日来ているんですか?」
さりげなく話しかける彼女。
「ちょっと風邪ひいていてね、
今日は久しぶりに来たんだよ~。」
流石!!
タイミングは外さないとは
こういうことなのか(笑)
スピリチュアルな感性を持ち、
スタバに来る若者や悩めるものに
ぴったりの声掛けをするということで
知る人ぞ知る、ちょっと有名なおじいちゃん。
私が話しかけようとすると、
「しーーーーっ。
あなたはね、気を遣わずに
そしてうるさい頭の中を静かにしてね。
内に向かって。
外側に幸せを求めるのではなく
あなたの中にすべて持っている。
リラックス&エンジョーイ!
そして、何も話さずに
話題を提供しなくてもいい、
ただ、そこに〝居て”もいいんだよ。
ただ〝居れば”いい。
コーヒーを飲んでたらいいんだよ。」
関西のトーンで
英語も話す名物おじいちゃん(笑)
世の中には、
とても不思議な人がいるものです。
自らを売り出そうとすることなく
ただ、そこに居て
異国の人たちと戯れる。
会話を楽しむ。
自分の持てる経験とスキルを
さらっと差し出す。
それがきっと楽しいんだろうな。
「有名」の前には
「名物」という概念があるのではないか、
と、そんな気がします。
あるサイトに、「名物」ということについて
書かれていたことがありました。
「物」を見たり、味わったり、楽しんだりする過程で、
その「物」に対して、他の「物」とは異なる
特別な価値を見いだした時、
そのものに対して新たに「名前」を付けて
ほかのものと区別をしようとする。
私たちはそうやって価値があると判断され
「命名」されたものを
最初から提供される世代に生きているわけですが、
学校、会社、団体、食べ物、旅行
そして、例えば、○○セミナー、○○理論、
○○の法則!!
名物というのは、きっと、
「命名」された、その手前にある
みなさんが「味わっている」過程にあるのですね。
そしてその「味わい」の過程の中に
実は最高にピュアなものがあるように思います。
北野坂はとても不思議なことが起こる場所。
スターバックス神戸北野異人館。
日本で唯一の有形文化財にもなっているそうです!


