「バイブル」とは - 【bible】 聖書。
転じて、それぞれの分野で最重要とされている文献。
個人が常に指針を求めて読み返す一冊の本。座右の書。
しばらくの間、
娘のかばんに入っていた、バイブル。
それは、、、
バイト先のコーヒーショップのメニューでした！（笑）
いつもいつも眺めて、
それはボロボロになって
何枚かに分かれてしまっているのだけど、
それでも眺めていました（笑）
サルシッチャという食材も
娘に教えてもらって初めてしりました♪ｗ
不登校だった娘が、
休むことなく、遅れることなく
バイト先に行く自分を作り上げるためには
多分、私が想像もできない
彼女なりの努力や工夫があったのだと思います。
自分の心のパターンを熟知している彼女は
彼女なりに、
もっとも成熟した自我を育ててきたようです。
「明日こそは学校に行ける！」と思って、
みんなにもそう伝えて
そして起きると全く違う気持になり、
何度も何度も自分に裏切られて
自分を信じることができなくなって
もう、自分に期待しない。
もう、明日の自分には託せない。
そんな長ーい時間を過ごして
ちょっとずつ、
うまれてきた
「どっちでもOK」という自分。
ふとした瞬発力で、
導かれるように決まった職場。
尊敬する先輩、
伝説の常連さんや、エピソード。
クレームに感謝の言葉。
沢山の経験を半年ほど積んで、
いつの間にか、
彼女のかばんには、
もうメニューが入っていませんでした。
何かを乗り越えるとき、
必ず、私たちのそばには
バイブルがあります。
その時の自分に欠かせないもの。
それは、自分だけがわかっているもの。
本だったり、音楽だったり、
誰かの手紙かも。
何かの信念や、アファメーションかもしれません。
そのバイブルは、
私たちが忘れてしまうまで
私たちのそばにいてくれる。
あれ、最近、、、
と、もう気にしなかったり
忘れてしまっていたりすることはありませんか？
次の段階に、
私たちはいつの間にか入っていくのですね！
でも、それはきっと素敵な軌跡。
だけど、何かあったときに、
バイブルがあなたを忘れることはない。
あなたと一体になって
あなたに溶け込んで、
それがあったから、今のあなたがある。
細胞の一部となったバイブルを
外に取りださなくても、きっと大丈夫。
これまでのすべての経験は、
もう、すでに自分とともにある、
決してなくなることはない、と認めることで
真新しい経験を迎え入れることができる。
そして、とっても不思議なことに
あなたこそが、今、誰かのバイブル。
メニューに穴があくまで見つめていた
娘が今、新人さんのお手本になっているように！