「こげ」は発がん性物質。
ハムとケチャップはだめ。
だから、ナポリタンは食べないほうがいい。
ちっちゃいころに聞いた事がまだ
自分の中にくすぶっているのがわかる。
一生懸命、こげを排除しようとしてたら、
当時の彼氏が、
「大丈夫だよ!
耳かき一杯の炭素は必要なんだよ~。」
と言った。
自分の中での、
天動説が地動説になるような
そんな感覚がした
そうなんだ、
何らかの対象にとって
悪い部分もあれば
いい部分もあるのが全ての物質。
取りすぎたり、欠乏したり
バランスを崩さない事。
ちょっとした知識が、ふいに
風穴を開けてくれることがある。
こんな風に考えていいんだ~って
知識はいたるところにあふれてる。
でも、それが智慧に変わる時、
自分の潜在意識にちゃんと入って
分子レベルで変化を起こす時って
一体、何がきっかけなのか。
潜在意識の入り口で立っている
門番があけわたしてくれる瞬間は
どういう時なのだろう。
私が自律神経失調症から立ち直ったきっかけ、
体のどこかをいじったからとかではなく、
エネルギーワークを当時知る由もなし(笑)
周りの人のふとした一言が
一個一個、概念の薄皮をはがし続けてくれた
そんな感覚だった。
「しんだってええやん、
俺があなたを主人公にして、ええ本かいたる!」
と、笑ったお医者さん。
「レントゲンって、悪いものだと思っているでしょう?
でも、この微量のX線が体調をよくしたりすることも
あるようなんですよ。」
と、真面目な顔で教えてくれたレントゲン技師さん。
まんまと、
「へえ~」と思った私は、
その検査後、体調が激変(いいほうに)
積み重なって、ちょっとずつ納得して
そして開けてくれる場合もあるのかもしれない。
でも、やっぱり
もう、策も尽き果てて
自分の思考ではどうしようもなくて
24でいえば(最近の再ブーム)
両手を頭の後ろに回し、
観念して銃を相手のほうに蹴った時。
そんな時に、ふと
自分が変容を起こしてきたような気がする。
小さな何かを手放し、
大きな何かを信じ始める時なのかもしれない。
法則が、自分を苦しめるためではなく
愛を以て動き出すのは、そんな時なんだろうか。