大学３年生のとき、仕送りがなくなり
学費と生活費を稼ぐために、
所謂“飲み屋さん”で
アルバイトしながら、大学を卒業しました。
人生の中で経験したアルバイトは
熟の講師と、そしてそのキャバクラです（笑）
そこでの経験、実は蓋をしていました。
○○○ちゃんという源氏名も（笑）
しかし、色んな癒しと共に、
さまざまな過去も癒されていくのですね。
懐かしく、懐かしく思い出されるようになりました。
もう２０年も前のことになりますしね（笑）
そのお店で、ナンバーワンだったユイちゃん。
ユイちゃんは、見た目は普通に可愛い。
めちゃ美人てわけではない。
普通に、素敵な女の子でした。
でも、あまりにもダントツナンバーワン。
常に１０テーブルほどの指名が入ります。
ナンバー２の子との差が凄い。
暇な日にじっとどんな接客をしているのか見ていました。
大体サイクルとしては１５分くらいで
テーブルチェンジなのですが、
ある団体席では、お客様と一緒にぎゃーぎゃー騒いでいます。
そして、あるテーブルではいやらしいおじ様を
体よくあしらいながら、それでも笑顔で接しています。
そして、ちょっとオタクっぽい男の子が一人で
来ている席で、ユイちゃんがしていたこと・・・
１５分間黙って一緒にメロンを食べていただけ。
ひたすらモグモグ食べています。
１５分経って、またユイちゃんは移動します。
それでも、その男の子は満足そうにしています。
ただ、その場を大切にして、
だけど、１００パーセント
その人たちのことを受け止めていた。
しっかりと、自分がそこにいることを
全身で受け止めてくれるひとがいたら、
たとえ短時間でも
その人に逢いたいのだろうな。
否定もない、ほめることもしない。
だけど、ありのままのその人とそこにいただけ。
ユイちゃんは、私の中でまだ１８歳で
時は止まったまま。
そして、思い出すときは私もまた２０歳にもどります（笑）
２０年もたっているのに、
メロンを食べているユイちゃんの姿が鮮明に甦る。
きっと、いつもメッセージを帯びた物事というのは
そうやって、いつまでも映画のワンシーンのように
訴えかけてくるのでしょうか。
石川浩代さんに「聴く」というお話をお伺いして、
芋づる式に、その茶髪のユイちゃんまで現れました。
当時はやったパラパラと一緒に♪笑