しかめっつらとしゃがれ声で | ☆みかっちの「しあわせ感性を高める♡」ブログ☆

☆みかっちの「しあわせ感性を高める♡」ブログ☆

人生のどんなシーンをも、十分乗り越えられる生命力。
あなたには備わっている!
生命力こそがすべての難問解決の秘訣♡





「すいません!!!」


信号待ちをしていると、
しゃがれたがなり声が聞こえてきた。


そちらを見ると、
チャリンコにのったおばあちゃんが
しかめっつらをしてこっちを見ている。


(なんやねん・・・もう・・・)


その、声のトーンと表情。
普通に考えたら、私に何かいいたい感じ。



心の中でつぶやく。
(私は、何も悪いことしてません!笑)



「はい?」(負けるか、と私も不機嫌そうに)



「ケーキやさん、あれへん?! この辺に!!」



はあ?


私に不快感を持っているわけではないらしい。
その瞬間、大きな声としかめっ面と
私とのリンクは切れた。



「どこにもないねん・・・!!」



ひょっとしたら、大切な来客かなにか
いや、もしかしたらお孫さんか誰かのために
この、ライフに買いにきて、なかったのかも。


あそこにあるから大丈夫、
そう思いこんでいて、行ってみるとなくて
時間が迫ってあせった経験が私にはある。



ちょっと優しい気分になった。



それにしても、そんないい方しなくても
・・・なんて思いながら、



「ここからだと、西田辺の駅前か、
 あっ、それよりも
 姫松の交差点のポアールがいいと思います。
 めっちゃ美味しいですよ!」



しかし、
おばあちゃんの顔はまったく緩まない。
口調も緩まない。



「そうなの!? ひめまつってどこ!!」



はあ?



「播磨町の交差点を左です。
 チンチン電車に向かっていったら
 すぐわかりますよ。」



「ほんま!! ほなな!!」



信号が変わって、おばあちゃんは
よたよたしながらチャリを走らせた。



はあ~、なんか、私は
歩いていたりバスに乗ったり
とにかく出かけると、
いろんな人から声かけられるなあ・・・ガクリ



ふーと、ため息つくと、



おばあちゃんの声がまた聞こえてきた。




正面を向いたままで
また大声で



「ありがとーー!!」




え゛!
・・・きっとまだしかめっつらしてるんやろな(笑)
と、思った。




だけど、おばあちゃんが、
ケーキにたどりつけた時の
見たこともない笑顔を想像して
くすくす笑いたくなった。




おばあちゃんにとったら、
失礼でもなんでもなくて
きっとそれが、いつもの自分で。



しかめっつらとしゃがれ声で道を聞いてはいけません。
なんて、誰が決めたんだろう。



道を聞くときは
「すみません」って、愛想笑いのひとつでもしながら
下手に出るべき。



なんて思っている私がいるんだなあと思った。



思い込んで
信念にまでなっている
強力な「べき」を外していくと、



きっと、本当に明るくて広くて
何よりも、



自分が自由に動ける世界が
広がっていく。




心底、そう感じた。




そして、やっと頭ではなくて
体感できた気がした。




「べき」を外すと、自分の行動も
そのべきの呪縛から解放される。



周りの沢山の人と、
心の暖かい交流を
強力な「べき」の魔法で
やり過ごしてしまっていないか。



自由な感情の
不感症になっていないか。




優しくされるべき、
こうあるべき、




べきは、自由な表現の衝動を
瞬時にしてつんでしまう。



とてもとても素敵な感情や
感覚や、衝動がきているのに、



素敵な日常や
人生の展開に
ストップをかけているひとつの魔法は「べき」。




しゃがれ大声のおばあちゃんのおかげで




いきいきと、自由に溢れた自分!!




が、私の中で大きく膨らんで
今にも走り出しそうです!!(*^▽^*)











$☆みかっちの「しあわせ感性を高める」ブログ☆