安心が安心を、恐怖が恐怖を呼ぶ。 | ☆みかっちの「しあわせ感性を高める♡」ブログ☆

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人生のどんなシーンをも、十分乗り越えられる生命力。
あなたには備わっている!
生命力こそがすべての難問解決の秘訣♡




クリスマス一色の街角。


うきうき、嬉しい人も
その日仕事な人も、
いつもの日常と変わらず穏やかな人も、

寂しい思いになる人も、
遠く切ない甘い思い出に身を任せる人も、
何かの思い出で、怒りがこみ上げてくる人もいるかも(笑)


自分だけの心象風景を見ながら
私たちは生きています。


生い立ちとか、そのときの感情とか
抱えている悩みとか、
オリジナルなその人のフィルターを通して見ている。


ひとつとして同じ風景はないのですね。


心の中にまず、ひとつの世界があり
外の世界は、それに呼応して現れる。



そんな体験をしたことがありました。

恐怖が恐怖を、
安心が、安心をよぶような体験。

それは、たった一人ではなかなか
できなかった体験です。




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2008年、6月の私の日記より。



父と母が仲良く松竹座に出かけた。

二人が出会うきっかけとなった
日本舞踊の会が行われるというので、
父は母を連れて大阪に出かけたのだった。


母は、5年前から軽度の認知症を患っており、
若干心配はしていたが、5月にも同じように大阪に出かけていて、
無事に楽しく旅行ができたこともあり、安心しきっていた。


昼過ぎになって、突然電話が鳴った。
警察からだった。


母が路上で倒れていたという。
父とはぐれたという事だけはわかった。
そして、母は先に無事保護された。
しかし、父の携帯に、何度電話してもつながらない。


最近、私は自分の仕事が忙しい事をいいことに、
父と母とまともに会話をしていなかった。
その罪悪感が、不安コンプレックスに形を変えて襲ってきた。

もしや、思いつめていなかったか。
何かのサインを見逃していなかっただろうか。


すべて、養成講座でご一緒した心楽庵のもくさんと、
スカイプでお話し中の出来事だった。


もくさんは私の警察や消防隊の方とのやり取りをじっと聞きながら、
冷静なアドバイスを下さった。


「どうしよう、お父さん、早まってないかな……」と取り乱す私に

「不安な気持ちを掌に乗せて眺めてごらん」と言った。


不安だから悪いとか、ではない。
不安を感じつくすんだ
、と、もくさんは言った。
でも……。
そんなこと言っても……。


不安から逃げたい。だから不安を一刻も早く解消したい。
不安をどうにかして消し去りたい。
そんな気持ちばかりが押し寄せてくる。
不安を無理矢理でも「亡きもの」にしたいのだ。

それゆえに、父の携帯に電話を掛けまくる。
出ない。不安はさらに大きくなる。


また、警察からも電話が入り
「お父さん、携帯落とされたんでしょうか? 電話に出られないんです。」
と、さらにあおるような連絡が入ってくる。


“不安が不安を呼ぶ”というのはこのことだなと思った。

完全にパニック状態になっている私に、
もくさんは語りかけた。


「不安を感じている自分を、
 そのまま感じるだけでいい。
 今、みかっちがジタバタしたってどうしようもないでしょう? 
 大阪に瞬間移動できるわけじゃなし」



……その通りだと思った。
観念した。


もくさんのやわらかな声に感覚をゆだねて、
不安な自分を掌の上に取り出して眺めてみた。

そこで理由を探さない。頭で考えない。
ただ感じるだけだそうだ。



そうしているうちに思いつめて早まろうとしている父の姿が、
必死で母を探しているイメージに変わってきた。



「そうか、必死で探しているから携帯の音に気がつかないんだ。
 それほど、父自身がパニックしてるんだ」

「そりゃそうや。今一番心配して必死なのは、
 事態を把握できていないお父さんやで」と、もくさん。



急に「大丈夫」という安心感が広がった。
確かに不安はある。心配もする。
よくない想像をしてしまいそうになる。


でも、そういう自分を感じつくした時に、何か、
現状は変わっていないのに「よっしゃこい!」みたいな自分がいた。


次の瞬間、電話が鳴った。弟からだった。
「姉貴? 父さんから電話があって、お母さんとはぐれたって言うんだ。」
「まじで? よかった~~~!!!!」
「え?? よかったの??」
「いやいや、お父さんと連絡取れたんやね? 
 お母さんは保護されてるって伝えて!!」


あっという間に、すべてがさっき感じた
 「大丈夫」の展開を見せたのだった。


先日、カウンセリングさせて頂いたクライアントさんが、
最後の5分くらいの時点でこう言った。


「信じるってことですね。
 いろんな言葉で起こる出来事を解釈しようとしてきたけど、
 大きい意味で信じることなんですよね。
 何年ぶりかにそう思えました」


「信じる」という言葉は、
今はもう流行らないような気がしていた。


引き寄せとか、法則とか……根本には
それ(信)があるはずなのに、
なぜだか「信じる」という言葉が、自分の中で陳腐な響きを持っていた。


でも、よく考えたら世の中「信じる」ことで成り立っている。
蛇口をひねった水に毒が入っているかもしれないと疑うならば、
怖くてうがいもできない。


何気なく電車に乗るのも、飛行機に乗るのも、
無事に到着することを信じているからだ。


それでも事故が起こってしまうこともある。
でも、それを考えると生きていけない。


以前、あるドクターに言われた言葉。
「死ぬことを毎日真剣に心配しながら、人は生きていけない。
 でも、人は必ず死ぬんです。100年たったら、あなたも私もいない。
 それはみんな分かっている。これはどういうことなのでしょうね?」


そこには、明日生きているだろうというような事を含め、
たとえば明日死んでいたとしても、
何かを信じられているからなのではないか、とふと思った。


それは、自分が本当は生死を超えて壊れざる何者かである……
というようなたぐいのものではないかと思った。


それにしても、もくさんのおかげで、
初めて自分の不安コンプレックスというものが、滑稽なものに感じられた。


そして、悲壮感しか生み出さないお門違いの想像力よりも、
実際に母の手を握って待っていてくれた大阪の巡査さんの暖かい大阪弁や、

消防隊の方がわがことのように父を心配し、流してくれた汗の尊さ。


そして、解決までの2時間、スカイプを切ることなく
じっと支え守ってくれたもくさんの暖かく誠実な息遣い……


そこに、私は生きている! 今を生きている! 私は幸せだ! 
と、叫びたい気持ちでいっぱいだった。


それを教えてくれた、父。
すっかり忘れてた、父の日の3日後の出来事だった。



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今、もし何かの感情に覆われていたり、
また、何か重苦しい事実があったり
もし、安心できない何かがあったり、
何をやっても目の前の現実が変わらない、
そんなことが続いていたら・・・


いちど、安心が安心を呼ぶ!という体験を
ぜひぜひ、してみていただきたいと思います♪

心が変われば、現実は一瞬にして変わります。
まるで、一気にブレーカーがつくように
闇は、光りとともに存在しなくなります。

こころの波動を変える。
簡単なのに難しい。

そのコツがわかるまでは・・・!





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