贈りもの | ☆みかっちの「しあわせ感性を高める♡」ブログ☆

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募金や寄付について

この寒い寒い季節になると

考えさせられる事が多いです。


よく、収入の一割を寄付するということや

まず、与えるというサイクルを大切にするという事や


私も、自らを豊かにするために、

様々な事を考えて実践してきました。


それは、本当に大切なことであると思います。



ただ、本当の「贈り物」とはなにか。

そんな事を考えさせていただけたメルマガがあります。


『ワンランク上を目指す人の巡環力』の著者

CTC 中野美加さんのメルマガです。


転載させていただきますね。




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こんにちは。中野美加です。


クリスマスを迎え、今年もいよいよ終わりに近づいて来ましたね。

今年の最後のメルマガは、前回に引き続き「よい贈り物」についてです。


私は、先日インドへと旅をしてきました。

インド滞在中、あるきっかけがあり、

初めて孤児院に行きました。


これまでユニセフなどの機関を通し寄付をしていた事はありましたが、

実際に孤児院という場所に足を運んだのは、これが初めてでした。



古めかしさが残る地域に建てられていたその孤児院は、

院長の志で15年前に設立されました。

親を亡くした子、親が育てない事を決めた子、

捨てられた子、記憶のないまま保護された子など、

乳幼児から思春期までの子供達が100名近くもいました。



私が呼ばれたのは、丁度夕食の時間でした。

様子を見させてもらい、寄付をしたら帰ろうと思っていたら、

院長に呼ばれて、ある部屋へと案内されました。

部屋には50名くらいの子供達が壁際にずらりと並んで座っていました。

部屋のまん中にご飯とカレー、そして、お菓子とデザートがありました。

これから、夕食の時間だったようです。



私は子供達の様子を見て、ただ寄付をして帰るのだと思っていましたら、

「お菓子とデザートを一人一人に配って下さい」と頼まれました。


一瞬、ためらいの思いが沸き上がりました。

自分が『与えてあげた』と言わんばかりに、おやつを配って歩くなんて。

『施しをする』上から目線の偽善者の自己満足のように感じたからです。


けれども迷っている暇はありませんでした。

促されるまま、私はひざまずき、子供達にお菓子を配って歩きました。



「どこの国の人?」と聞くので、「日本よ。」と言うと、

「Tokyo? Osaka?」と目を輝かせる小学生の男の子達。

日本人と聞いて「ありがとう」と日本語でお礼を言う子達。

「メリークリスマス」と明るく挨拶する3~4歳の女の子。

「なんて名前?」と聞いてくる子は、私が名前を言うと、

 自分の名前を言い、握手の手を差し出してきた。


色々な様子の子がいたけれど、

私が彼らの目を覗き込み、笑顔で話しかけると、

全員が、例外なく目を見て、それに答えてくれた。



私が、子供達にお菓子とデザートを配り終えたら、

院長が「日本から来た美加さんが、今日君たちにご飯を買ってくれました。

美加さんにお礼を言って、美加さんのために祈りましょう。」と言いました。

子供達は一斉にヒンドゥー語で私に感謝の言葉を述べ、

しばし目を閉じ小さな手を組んで私のために祈りを捧げてくれた。


50人の孤児の中心にいて、私は言葉を失っていました。

うろたえたとか、ひるんだといった方がいいかもしれません。



偽善者的なことをする自分に戸惑いを感じた私。

でも、そんなことよりなにより、

誰かのサポートを受けて食べると言うことは、

この子供達には必要なことであり、

そして、私は必要なことをした。

そして、彼らはそれに対応してくれた。

それだけなのに。。。

長い間触れていなかった心の一部に触れられたような感覚がありました。


次の瞬間には、子供達の一斉にご飯を食べるお皿の鳴る音が、

部屋いっぱいに広がり、

私のそのような思いは誰にも注目されないまま、終わりました。


院長が私を見送りに外まで出てきてくれました。

雑然とした地域に建つその建物を見て、私が思ったのは、

正直、これだけの大所帯では、

月々のやりくりがどうなるとも予想もつかぬ事も多いだろう。

頭が下がる思いと、先ほどの複雑な思いを抱えたまま、

私は車で空港に向かったのです。


日本に帰ってくると、どこも整然として、

人々は忙しそうで、

私のよく見慣れた風景が広がっていました。

この季節、日本では、どこの街でも、美しく街は彩どられ、

私たちは、年末の準備や仕事の仕上げに余念がありません。

自分の事や、身の回りの事で精一杯になることもしばしばの私たち。


けれども、そんな街の片隅には、

必ず私たちのケアや、共感、そしてお金など、

豊かさを分かち合うべき人たちが沢山いるはずなのだ、

と、私は、今回初めて実感したのでした。



前回のメルマガでは、「よい贈り物」として、

身近な人に、シンプルなメッセージを伝えてはどうかと書きました。


今回はそれに付け加え、少し手を伸ばして、

あなたの善意を形にして、必要としている人たちに、

贈り物をしてみてはいかがでしょうか。


私の訪れた孤児院 Good Life Centre  
http://www.fly2chennai.com/?p=2004



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本当の贈りものとは、

必要としている人にこそ

届けてあげるものなのかもしれません。


それは、世界の果ての子供たちでもあり

そして、最も身近な人なのかもしれないのです。



あなたにしか出来ないこの味の珈琲を

注いであげることなのかもしれません。


私にしか出来ないここの部分の共感を

思い切り、両手を広げてしてあげることなのかもしれません。


明るいあなたの笑顔が大好きなご家族に、

心配事はちょこっとおいといて

その明るい笑顔を向けてあげる事なのかもしれません。


元気のない同僚に、確執は置いといて

心を向けて声をかけてあげることなのかもしれません。




あなたの善意を形にして、必要としている人たちに、

贈り物をしてみてはいかがでしょうか。



中野さんのこの言葉は、クリスマスの夜に

心の奥深くまで届きました。