ある内科医の先生に
こんなことを言われた事がありました。
もう１５年も前の事です。
「今の自分を１００点だって思いますか？」
もちろん、こう答えました。
「いや、ぜんぜん思えません。」
その先生は
「実はね、今の自分が１００点だ！って
心から思えたら、その病気は治りますよ。」
そして、その先生はこう続けました。
「慢心」という言葉があるけれど
「あいつより、俺は偉いんだ！」
「何もしなくても、俺は凄いんだ！」
それを「慢心」というのだけれど
そんな「慢心」は見ていて気分悪くなりますよね。
その「慢心」の心の奥底には、
劣等感と自己不信があるのかもしれません。
でも、こんな「慢心」ならオッケーなんです。
「今のままの自分が１００点満点！」
それはね、実は一流の生き方に通じるんです。
自論ですが、僕はね、
凄い仕事をしているからとか
会社の社長さんだからとかではなくて
自分のど真ん中に
「自信と誇り」を持つ生き方が出来る人が一流だと思っています。
そんなちっぽけな所で
他人とくらべない生き方。
自分の素晴らしさを喜び歌い
謳歌する生き方です。
まず自分を「100点満点なんだ」と見てあげることは、
一見、慢心に見えるけれども、
実は、それは一流の生き方の第一歩だと思うんです。
慢心に似ているけれど
根本が「傲慢」とは正反対。
素敵な素敵な
そして最も大切な「慢心」なんです。
そのままの、今苦しんでいるあなたが１００点。
これが、本当、真実なんです。
いろんな患者さんを見てきてそう思います。
今、この瞬間こそが１００点なんです。
それが心底分かれば、自律神経失調症なんて
すぐに治りますよ。
この時は、この先生の言葉がさっぱり分からずじまい（笑）
その後、やっぱり少し時間がかかったけど
いつのまにか自律神経失調症は姿を消していました。
娘 が「ひらきなおり」って読んでいる
その心の持ち方は
そして、彼女の回復ぶりを見ると
実は、この「１００点」という感覚をつかんだのではないか
そんな風に思います。
今の自分が ８０点なら
その２０点を過去から補おうとしたり
未来に託したりします。
でも、今が１００点ならば
この今を生かし
今の自分を生かすしか
ないのですよね。
そして、未来も過去も
実は“幻”ににて非なるもの。
今しかないのですから、
今を１００点と決めることで
まるでブレーカーがばちばちばち！と入るように
あたりが輝いてそして
次なるドアが開くのかもしれませんね。
「よう気づいたねぇ～！
あなたはそのままで
あなただからこそ素晴らしい！」
てな感じで！！