白い朝まで | ☆みかっちの「しあわせ感性を高める♡」ブログ☆

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人生のどんなシーンをも、十分乗り越えられる生命力。
あなたには備わっている!
生命力こそがすべての難問解決の秘訣♡



みかっちのエッセイが好きと、友人に言われた事がある。

ノウハウではなく、ただ情景を浮かべるだけで

文章とともに、その空間を共有するだけで

人は、何かを得て力を蘇らせるのではないかと。



そこに、ハッピーなオチなどなくてもいい。

起承転結がなくてもいい。

つじつまが合ってなくたって

感じて、そしてありのままの郷愁だけでいい。



人は、そこになぜか自分を見つけて

そして、なぜか癒される。



その、友人の気持ちがよくわかるような

日記に出会った。

そこにあるのは、私も感じた事のある無機質な不安。

得体の知れない限界と同時に

もて余してしまうほどの若き可能性。



胸がキュンとなるような孤独。

ちょっと一緒に味わいたくて拝借しました♪




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『都会の谷間』             

                          
                       M・M





横浜で一人暮らしをしていた頃、

風邪をよくひいたが、重い病気にもなった。

気管支炎をこじらせて、声が出なくなったのだ。

横浜船員保険病院で治療していたが、長い間、回復しなかったので

『あいつはもうダメなんじゃねえか』

そんな風にも言われていた。


そんなとき、よく聴いたのが、ユーミンの「白い朝まで」。

次のフレーズが心にささった。


     :

 何を求めていたのでしょう
 
 今は遠くてわからない

 ここは昔の谷間のようで

 淋しさに似合う

     :
 
 こんなに脆くなったのを

 今は誰にも話せない。

     :

都会の中の孤独と軽い挫折感。

悲しいはずなのに陶酔している自分がいた。


夏バテのせいか、遠い夏の日を思い出してしまった。


4月から東京で大学生活を送っている息子よ

お前は大丈夫かい?