人は、なぜ人に憧れるのでしょうか。
私は、以前、ある先輩に憧れてやみませんでした。
それは、彼女の強さや情熱、自分を信じる力・・・・
様々なあこがれる要素があったのですが、一番はその方の中に「自分」を見ていたような気がします。
おこがましいかもしれません、でも自分とダブって仕方がない自分がいました。
どうしても消えないイメージを抱き締めつつ、その時に私は決めたのです。
「やってみよう」と。
そして、彼女の表情や声のトーン、言い回しなどをすべて真似をして彼女の成績にどんどん追いついていきました。
そしてついに、TOPセーラーになれた時に、その先輩は言いました。
「みかちゃんって、自分らしくやっているからいいね!」と。
「私は、あなたのマネをしただけなんですよ!笑」という私に二人で大笑いして、更に競い合うような何か月かを送れた楽しい営業時代でした。
憧れてやまないとか、あふれてきてしょうがないエネルギーは、実はあなたが進むべき道を指し示しているのです。
こんな面白いエピソードがあります。
学生時代に、バンド仲間でライブを見に行きました。
私はボーカルやキーボードがかっこいいな~!と思ったものです。
でも、ドラムの男の子は「まじでドラムかっこよかった!!!。」というのです。
私にはドラムなんて見えてないんですね。ボーカルやキーボードしか見えないんです。
それは、私がボーカルであり、キーボードだったからです。
そして、ギターの男の子は「ギターがかっこよかった!」というわけです。
これって何を表わしているんだろう?と思いませんか?
人は、自分に必要としているものしか見えず、そして、対象物や人の中に、実は自分を見ているのです。
当り前の話なのですが、自分の延長線上にあるものに、人は憧れるのです。
憧れてやまない人・・・それは、あなたがなれる可能性がある人なのです!