仕事から帰ってきたら、部屋がガラーンとして片付いていました。
夏休みで暇を持て余した娘が、一生懸命片付けたといいます。
「心の中がモヤモヤしてたけど、綺麗になったらモヤモヤがす~っと出て行ったよ。」
と喜んでいる娘を見ていて、舛田光洋さんの『そうじ力』を思い出しました。
3年前実家に帰って、たくさんの本をむさぼり読んでいた時、舛田さんの『そうじ力』に出会いました。
「あなたの部屋は、あなた自身です。」という冒頭の言葉に愕然として・・・素直に実践しようと思えたのを覚えています。
人生の見通しが悪い時、必ず一番大事なポイントが片付いてなかったり、大事な引出しの前に
荷物が置いてあって、出し入れが出来ないなんてことがよくあります。
汚れ取りは問題を解決し、整理整頓は、個性を発揮する土台だそうです。
環境は自分自身である、という法則から行くと、この『そうじ力』も間違いなく人生を好転させるでしょう。
古くから、依正不二(えしょうふに)という言葉があります。
自分と自分の周りを取り巻く環境は、別ものではなく一体であるということです。
斎藤一人さんも、「すべてが今のあなたにちょうどいい」という表現をされています。
澤谷先生のカウンセリングを受けられ、セミナーに参加され人生を好転させていく人は、心の掃除と
心を愛で満たす実践をする事により、タイムラグがあったとしても、心は確実に環境に表れていくという
証明であるように思います。
娘が一日かけて片付けて、ひょっこり出てきたのは、娘が1歳にならないころのビデオでした。
私が体調を壊して里帰りした時のものでした。
母が娘を抱っこして、散歩し、お昼ご飯を作り、夜は日本舞踊を教えに公民館に行く・・・
そんな一日がビデオに詰まっていました。
「おばあちゃん、どうして病気になったの?何ていう病気?」
娘にとっては物心ついたときは、母はすでに認知症でした。
ぽろぽろと涙をこぼしながら、一生懸命ビデオを見る娘。
きけば、今日はおじいちゃんと喧嘩をしたといいます。
そんなおじいちゃんが、怪我をしないように、変なものを食べないように、注意しながらずっと何時間も
ビデオをまわしている。
不器用なおじいちゃんとおばあちゃんの思いを、ビデオが代弁してくれた。
そんな気がしました。
そうじ力・・・ですね?
そして、娘の心が晴れやかになった頃に、父が「スイカだぞ~。」と仲直りをしに来ました。
3年生の夏休みは、まだまだ続きます(^^)