皐月賞でジャスティンミラノに負けていないのは

ダノンデサイルのみ。

あらゆるジンクスとデータと追い切りのマイナスが

低評価につながった。

皐月賞にエントリーしていて前走京成杯勝ち馬で

このオッズは美味しかったと言える。

勝負論で考えればジャスティンミラノを止めるのはダノンデサイルかシックスペンスの2頭だった。

しかし

シックスペンスはダービーに照準を合わせたが勝てなかった。

ここは誤算。

ジャスティンミラノはやはり強かったが皐月賞に勝つまではそこまで高評価ではなかったし

その皐月賞も圧勝というわけではなかった。

いかに競馬とは馬以外の幻想が支配しているかよくわかる。

本当の実力を分析しているよりもサインジンクスデータ思い込みの記事が多いので

大きく膨れ上がったジャスティンミラノ像を追いかけてしまう。

反対に青葉賞で勝った馬がダービーに勝てないのはジンクスではないと言った武豊は客観的だった。

その言にそえばシュガークンとショウナンラプンタは勝てない。

さらに滑り込みのダノンエアズロックも勝てない。

結果はラプンタとエアズロックは下位に沈んでいる。

比べてシュガークンの着順を見れば武豊が誉めていた意味もよくわかる。

シンエンペラーは今まで1番人気か2番人気できていてあと少しで勝てないレースが続いたために

人気を落としていた。安定感は1番信頼できる馬だった。

戦前の矢作師の言葉を軽視したことは悔やまれる。

シンエンペラーの7番人気はやはり美味しいオッズだった。

凱旋門の人気が高いことを見ると本場の相馬眼は流石である。

もう一頭デビューから12月まで新馬の横綱として高評価だった馬がいる。

ゴンバデカーブース。病気で暮れのホープフルを除外。

前走で4着となりダービーは11番人気とガタ落ち。

実力と人気が乖離しているかと見たが結果は13着。

残念ながら秋以降の成長を待つことになった。

皐月賞で負けた馬は今回もジャスティンミラノに負けた。

皐月賞で負けなかったダノンデサイルが勝った。今年のダービーはわかりやすい結果だった。

ダノンデサイルのデビューからの人気。

3、5、11、5、9

着順

4、1、4、1、1

人気と結果がリンクしていない。

今回のダービーは

ダノンデサイルという馬には番狂わせでもなんでもなかったレースだった。

ダービーでも彼の本来の走りではなかったという。

ダービー馬となり秋にどれぐらいパワーアップして戻ってくるのか。

その時は初めて1番人気として押されるはずだ。

ダノンデサイルが見つかってしまった。

今までのような馬券の旨みは2度味わうことはできない。