https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200519/k10012435781000.html

検察庁法改正案見送り「黒川検事長の人事に影響なし」官房長官
2020年5月19日 19時03分  NHK NEWS WEB より

さて、

ようやく週明けの昨日、

悪法「検察庁法改正案」を引っ込めることにした安倍内閣。

菅官房長官の記者会見も苦しい弁明だ。

 

また森法相も会見しているので

こちらも見ていただこう。

https://www.asahi.com/articles/ASN5M51LZN5MUTIL02B.html

検察庁法改正、現行案のまま成立めざす姿勢 森法相

2020年5月19日 15時19分 朝日新聞デジタルより

国会にはほとんど顔を出さないくせに、

何を言っているんだか。。。

(起訴権限をほぼ独占する検察に)民主的統制をどう及ぼすのかと、

   独立性をどう確保するのかというバランスの問題を国民に説明したい。

 

意味不明。。。

検察に「民主的統制」を及ぼす案件があったということか?

大体、

・定年年齢を上げること

・内閣が更に任期及び定年を伸ばせること

が、何で「民主的統制」に関わってくるのか??

さっぱり意味が分からない。。。

>政府の判断で幹部の定年を延長できる特例規定について、

  森氏は「内閣が恣意(しい)的に運用するのではないかという疑念を解消したい」と説明。

  その上で、人事院と連携しながら具体的な基準を作るとし、時期については「なるべく早く示したい」と述べた。

 

安倍首相も述べているが、

「恣意的に運用しない」という言葉。。。

全く問題の質を分かっていないのか、

分かっていて知らんぷりしているのか、

分からないが、

「恣意的に運用できる」ような法案である

ことが問題なんだよ!?

ふざけるな!!( ̄へ  ̄ 凸

 

人事院との連携での基準が出てみないと

なんとも言えないが、

「現行案のまま成立を目指している」旨で語っている以上、

国民が納得できる形で出てくるようには思えないのだが。。。

 

結局、

国家公務員の定年延長と抱き合わせの形は変えないんだろ?

 

国民の怒りがどこにあるのか、本当に分かっているのか。。。疑問だ。

 

また、

5月16日の桜井よしこ氏との討論番組?では、

こういった話もでていた。

https://biz-journal.jp/2020/05/post_157627.html

櫻井よしこ氏、番組で安倍首相にひたすら助け舟&擁護…「茶番」「安倍広報」と批判続出

2020.05.16 13:52 Business Journal より

>桜井氏

  黒川さんの定年延長問題について、法務省の官房長が(首相)官邸に持ってきて頼んだと。

  その理由は今検事総長の稲田(伸夫)さんがお辞めにならないから

  黒川さんの定年延長ということをお願いした”と推測されるんですが、

  法務省の官房長が官邸に持ってきて頼んだということも、これは本当ですか

>安倍首相

  私も詳細については承知をしていないのですが、基本的にはですね、

  検察庁の人事については検察のトップも含めた総意でですね、

  『こういう人事でいく』ということを持ってこられて、

  そのままだいたい我々は承認をしているということなんですね

 

これはヒドイ。。。

桜井氏は、もはやジャーナリストとは呼べない。

安倍首相のただの支持者である。

ジャーナリストとは、先入観をもたずに、

中立的立場で物事を見定めなければならないのではないだろうか!?

 

ほぼ、説明していますよね。。。

 

その説明も破綻していますよね。。。

「現総長の稲田さんがお辞めにならないから」って

おかしくないですか??

稲田さんの任期は普通に考えて、

2年間の任期と考えての、今年の7月までである。

どこで稲田さんに辞めてもらいたいということ?

7月なら、黒川さんでなくても、林さんがいるよね?

そりゃあさ、

噂では聞いているよ?

官邸側が、稲田さんの動きを警戒して、

黒川さんに検事総長をさせようと、

稲田さんに辞めるよう働きかけていた…って話はさ。

なのに、

法務省の官房長が言っているって?

現官房長は伊藤栄二氏であるが。。。

 

それにしても、桜井氏はよくもまあ、

こんなことを「推測される」とかって言い方できるもんですね?

 

■田崎史郎氏

■桜井よしこ氏

■飯田浩司氏(ニッポン放送アナウンサー)

この3人はジャーナリストと言っていい立場にはない。

常に政権擁護、安倍首相バンザイ的な人物である。

ジャーナリストという肩書きを主張するのであれば、

擁護と同じだけ批判も加えなさい。

 

話が横道にそれてしまったが、安倍首相は、

検察庁の人事については検察のトップも含めた総意でですね、

  『こういう人事でいく』ということを持ってこられて、

  そのままだいたい我々は承認をしているということなんですね

と話している。

 

なら、検察庁改正法案での

「政府の判断で幹部の定年を延長できる特例規定」

は必要ないですよね?

 

そのまま大体承認しているんでしょ?

 

なんで、

特例規定が必要なの!?? ( ・◇・)?(・◇・ )

 

ほーら。

嘘言ってる。。。

だから、あんたは信用できないのさ。

口からでまかし言って、

なんとかごまかそうとする。

全てそう。

 

今までに何度このブログで言ってきたことか。

自民党に対しての盲目的な支持(投票)が、

このような結果を生んできたんだよ。

そりゃあさ、野党は頼りないよ?

政治もミスが多いし、

現実的な政策がなかなかできなかった。

だけどね、

こういった傲慢な政治は野党はしないんだよ。

民衆の「支持」なくして、野党政権はありえないからね。

 

自民党は、

政権の恩恵をあずかる経済界、

自民党政権にどっぷり頼ってきた人たちがいるから、

支持層が厚い。

野党が頼りないから、投票したいところがない。。。

と言って投票しなかったら、

結局、自民党を支持することになってしまうんだよ。

 

野党が政権をとってほしい、

ではなくて、

自民党が傲慢な政治運営をしないように、

野党に力を与える、ことが大事なんだよ。

それも「衆議院」でね。

 

この安倍政権の傲慢さ。

自民党の傲慢さ。。。

 

違法の金額のカネをかけて、選挙を乗り切り、

支持者たちを税金でパーティーに呼び、

仲の良い人たちには便宜を図る、

そういったことをし続け、

検察が動き始めたら、

検察法まで変えようとする。

 

そういうことを私たちは胸に刻んでおかなければならない。

検察庁法改正案は、

「決められなかった」のではない。

「決めなかった」のだ。

衆議院の定数は、現在「465」

このうち自民党は「285」(61%)

連立の公明党が「29」(6%)

合わせて、3分の2以上となっている。

よくもまあ、こんなに自民党に力を与えてしまったものだ。。。

通常の法案は過半数で決まってしまうので、

これだけで、自民党が出す法案はオールクリアだ。。。

公明党が連立政権で入っているのは、

ひとえに「憲法改正」が念頭にあるからに他ならない。

憲法改正の発議は「3分の2以上」の賛成がなければならないからだ。

 

だから今回の法案だって、

「決められたんだよ」

安倍首相も、

自民党もぎりぎりまで強気だったでしょ?

ただ、思ったより、

国民の反応が大きかったから、

ほとぼり冷めるのを待とうってことでしょ?

 

改めて皆さんに伝えたい。

絶対今のこの安倍政権への「?」の気持ちを

忘れないでいてほしい。