お子さんに、「○○したら」「△△やりなさい」と言ったときに、「ヤダ!」という返答は、よくあるかと思います。素直に言うことを聞いてくれないと、(ほんとに素直じゃないわね)と思ったり、「やらなきゃダメなの」と怒り口調になったり……。あげくやらなくて困っているかもしれません。

 ですがですね、「やだ」と言えるのは、自己主張ができるということ。自己主張できることは、とっても喜ばしいことなのです。すばらしい子に育っているということです♪心の中は嫌なのに、(怒られるから)(悪い子に思われたくないから)と自分の思いを飲み込んでしまう方が、実は後々心配なのです。

 「ヤダ!」と言ったら、「自分の気持ちを言えるのはすばらしいね」といったんほめてあげましょう。嫌な気持ちを受け止めてもらうと、素直な気持ちが芽生えます。そして、「あなたは、どうしたいの?」など、本人の希望を聞いてあげてください。そして、叶えられることは叶えてあげましょう。叶えられなくても聞いてもらうだけでも、子どもは嬉しくなります。(否定的には聞かないように)自分の言うことをよく聞いてくれる人の言うことを、子どもはよく聞くようになります。まずは、聞いてあげてから、こちらの要求を伝えると、すんなりといきやすいです。