今回はズボンの裾上げにチャレンジしてみたいと思います。

と言うのも、買ったズボンがとてもストレッチする生地で

アイロンの裾上げテープでは対応出来ないため

一念発起してミシンで縫ってみようと思い立ったわけです。

なぜ一念発起なのかと言うと

カバンでしたら今までたくさん縫ってきて

それなりに自信もあるのですが

洋服はまったく縫ったことがないからなんです。

というわけで、じっくり観察しながら

やってみようと思いました。

 

まずは下から5センチほど詰めるのでカットしようと思い

ここで気づきました。

買ったズボンの裾が「への字」型になっているようなのです。

裾上げテープでやっていた時には

定規を当ててロータリーカッターで一気に切っていたので

まったく気づきませんでした。

 

ズボンの裾ってみんなこういう物なのか?

それともこのズボンだけ不良品なのか?

考えてもわかるわけもないので

洋裁に詳しい知り合いの方(以後、洋裁の師匠と呼びます)

にお聞きしました。

「いわゆる足長効果のためにそうなっている。

詰めるときは、下から同じ長さで切るようにすると

デザインが崩れず同じ形に仕上げることが出来る。」

と教えてくれました。

さらに

「ウーリーロックという伸びる糸を持っているので

貸しましょうか?」

という嬉しい申し出。

さっそくお借りしました。

お借りしたウーリーロック糸はこんな感じです。

フワッとしていて、引っ張ると伸びます。

 

では作業に入りましょう。

 

まずはズボンをひっくり返したら

裾のステッチをほぐして伸ばすのですが

既製品のズボンは端がロックミシンで縫ってあり

一度だけ内側に折って縫ってありました。

次に下から5センチの所に線を引きます。

この線に沿ってズボンをカットします。

私はロックミシンを持っていませんので

少し狭めに2回折り込んで縫うことにしました。

 

ウーリーロック糸を下糸にセットし、

上糸は普通の50番にするとこんな感じ。

(30番が無かったので)

これで普通に縫ってみました。

ステッチが2本縫ってあったので、ここでも2本縫いました。

そしてこんな感じに縫いあがりました。

左が前から、右が横から見たものです。

初めてとはいえ、なかなかいい感じで縫えましたよ。

そして裾を横に引っ張ってみると

しっかり伸びますねぇ~

 

それもこれも的確なアドバイスをくれて糸まで貸してくれた

洋裁の師匠のおかげです!

師匠~ありがとーーーう!