一時帰国と免税 | シソガな肉球

一時帰国と免税

ちょっと調べてみたら、「日本人であっても2年以上海外に滞在する目的で出国し、一時的に日本に入国し、滞在期間が6ヶ月未満で出国するもの。」は免税の対象になる。

そして、対象となる買物はこの10月から範囲が拡大されたようですが、「同一の免税店で同一の日に、免税対象物品の販売が1万円を超えるもの。」

という事が分かったので、せっかくなので今回一時帰国の際に試してみました。

まず、ある時計店でぼくが時計を購入。

そこではパスポートと帰りのチケットを見せるとすんなり用紙を作成してくれて、伝票のようなものをパスポートに、割り印をして貼り付けられました。

代金は税金無しの金額を払いました。

次に、大手百貨店で妻がスポーツシューズを購入。

売場ではパスポートは提出せずに税金分まで支払い後、別フロアーにある「免税受付窓口」にレーシーととパスポートを持って行ったら、税金分をその場でキャッシュバックしてくれました。

その窓口は中国や韓国の旅行者で結構混んでいました。

また、それらの方達は品物を別の透明な密封式の袋に入れられてましたが、ぼくらの品物は包装そのまま。

本来、そのような密封式の袋などの開封できない包装にするとなってますが、ぼくらは日本人だからでしょうか?

ちなみに、前記の時計も普通の包装だけでした。

そして同じく、伝票のようなものをパスポートに、割り印をして貼り付けられました。

最後に、大手ディスカウントストアーで妻の時計を購入しようとしたのですが、そこでは手続きしてくれませんでした。

曰く、「2年以上海外に滞在していないので。」という事。

つまり、「妻もぼくも一時帰国ではあっても過去2年以内に一度日本に入国している。2年以上海外に行きっぱなしではないといけない。」からという事らしいのですが。

どうも見解が間違っていると思い、売場のマネージャーにも見解を確認してもらいましたがダメでした。

他店ではすんなり免税が受けられた件を話すと、それはその店が間違っていて、後で店がペナルティーを受けると言っていました。

実際どうなんでしょう?どうも間違っているのは、その量販店でしょうけど。

2年以上というのは海外での滞在期間なので、日本に居住していない事が証明できればいいのであって、一時帰国で6ヶ月以上滞在さえしなければ問題ないと思うのですが。

ともあれ、結果としては前記2点の免税手続きは税関で問題なく通りました。

出国ゲートの荷物検査後、出国審査前に税関のカウンターがあるので、そこでパスポートの伝票を見せただけでオーケーで、それをはがしてくれましたよ。

ほんとはレシートと買った品物も見せる事になっていましたが、その時は別に見せなくていいと言われました。

日本人だからでしょうか?

この制度、日本人としてはちょっと気が引けない事もないですが、せっかくなので該当する人は大いに活用しましょう。