昼顔の思い出 | 反省するけど後悔はしないぜ。近江の小さな石鹸やさんの徒然草

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平成元年に嫁に来て、平成と共に無事、介護三人めの舅も看とり、嫁業を卒業いたしました。令和は、第二の青春、ワクワクとトキメキを探します。毎日小さな幸せいっぱいにしたい。


6月になりました。今年もそろそろ半分終わり。年取ると、時間の経つのが早いわ。これって、初体験が、少なくなるせいなんですって。
   確かに、どんな酷い話を聞いても、ショック受けるより、確かに酷い話だけど、前にも聞いたことあるなあ、って私みたいな温室育ちでも、60年生きてると思うもんね。
 さて、庭のバラも綺麗ですが、

昼顔の思い出。
私は、昔、科学館のインストラクターをしていました。入館者のお世話係のお姉さん、ですな。
   当日、最新の施設だったから、大人気で、平日は、遠足の子どもの世話人が主な業務で、休日は、親が買い物とか仕事とかしてる間のベビーシッターでした。
賢い親は、年パスを買って、休日に男の子たちを預けて、夕方迎えにくるのだ。
   で、科学館なので、科学実験アトラクションがありました。
   液体窒素の実験も、簡単でインパクトがあるので、夏休みはよくやりました。お花代金も、バカにならないので、節約のために、担当者は、外の空き地に生えてる昼顔の花を摘みにいくのであります。たくさん、昼顔、凍らせて、潰したなあ。昼顔見るたび、ありがとうと思う。
    液体窒素の実験は、忘れられない思い出があります。
    お盆の繁忙期は、特別に、臨時の場所で、折り畳み机で、液体窒素の実験をしていたのですが、お盆の繁忙期は、本当に忙しいので、準備を後輩が一人でして、私は時間になったら、飛んで行って実験の解説だけするスケジュールだったのですが、その日は、机の開きが甘く、完全に止まってなかったらしい。
    では、実験をはじめます。と、目の前の机をコンコンと、後輩が叩いた途端に、机が閉じて、実験道具が、全部、壊れた。
   幸い、距離が、ちゃんととって、あったので、人的被害はなく、二階だったので、下の事務所に響き渡ったくらいの大惨事だったそうで、係長飛んできたけど、怪我人なかったので、すぐに、忙しいから去って行ったのを、遠目にみつつ、大変申し訳ありませんが、実験は中止とさせていただきます、と、言ってたら、観客に受けた。後輩は号泣して使い物にならなかったので、そのまま、休憩に行かせて、掃除のおばさんに呆れられつつ、二人で後片付けしました。それから、机は、ガンガン叩いてから、実験道具乗せる工程が加わりました。
   何十年経っても、あの瞬間の衝撃はたまに、思い出します。怪我人出なかったから、笑い話です。