副産物 | 繭家の人生こぼれ繭

繭家の人生こぼれ繭

人にも自然素材にも優劣なんかない。『こぼれ繭』と呼ばれていたものに目をかけて、愛情を持って「カタチ」のある製品にする。そこから生まれる「やさしさ」から「人やモノ」を思いやる心が生まれるのだと思います。

副産物を辞書で調べたら‥「あるものを生産する過程で、それに付随して必然的に得られる他の産物、副製品」ってありました、が、なんかつまらない…そこで英語でも調べてみました‥「by-product 「副産物」と訳され、思いがけない結果、予想していなかった産物」という意味でした、、こっちの方がチャレンジで断然にいい!!そこで『魅力的な廃材をから副産物』を探求する‥昔からの食べ物でいえば、豆腐の「おから」日本酒の「酒粕」が、横綱みたいな感じだけど‥どんな仕事でも、足元をよくみて、観察を怠らなければ、魅力的な廃材がきっと眠っているはずです‥その副産物から思いがけない結果が生まれることだってある‥私も、蒟蒻と繭の仕事に関わって50年近く経ちましたが、、へそ曲がりの性格が幸い(災い)したのか??若い時から保守本流が性に合わなくて、流れに逆らってばかりでした‥生糸よりも副蚕糸の研究をしたり、蒟蒻でいえば、精粉よりも格落粉、舞粉などに興味がありました…だからなのか?私の人生は、落ちこぼれ…(合掌)