忙しい日々だけれど、子供たちにできるだけ本を読ませたいと思うのは、たぶん多くの方が思うところですよねニコ


小さい頃は、読書(読み聞かせ)は主に親子のコミュニケーションだったり純粋にお話を楽しむことが目的だったのですが、

最近は、自力で文字情報を読み取る訓練とか、知識を習得するなどのもう一歩先の期待をしてしまったりもするので、
本を選ぶのに迷いも多くなりました。


そんなところに、とても興味深かった「クーリエ・ジャポン」5月号のとある記事。
(New York Times Magazine引用翻訳のようです)

文芸作品を読んだ直後の人々は、大衆小説や科学書を読んだ直後の人に比べて、
共感、社会的認知能力、心の知能指数(EQ)の数値が高いという有意差が示されたのだとか目

ほんの数分の読書で社会スキルが向上するなんて信じがたい感じもするし、
その持続性などの検証はまだなのですが、なかなか面白い結果ですよね。

専門家によれば、その理由は、
大衆小説では読者が受動的になるのに対し、
文芸作品ではより困難で複雑な他人の立場に身を置くからなのだとか。
抽象度が高くて使う言葉とかもやや格調高い作品の方が、読むのに頭をつかうだろうし、
確かに一時的だとしても何らかの効果があるのは直感的に理解できるような気もします。


「大衆小説」「文芸作品」の定義は明確でないですが、
図書館に行くとよく子供が手に取る「かいけつゾロリ」は、「大衆」の方なのだろうな~えへへ…
4歳児ミカ長女が自力で読むには、これくらいの単純さがちょうどいいと思ってよく借りていましたが、それ以上の効果は期待できないのかも。


そこで、子供にも読める「文芸作品」を探した中でなかなか反応が良かったのがこちら
やまなし (画本宮澤賢治)/好学社

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ちょっと難しいかなとも思いましたが、
冒頭の「クラムボンはわらったよ」から、話に引き込まれ、

boy「クラムボンって何?カニ?かに
長女「へ~、死んじゃったんだ。かわいそっ」

とか兄妹で盛り上がりながら、イメージを膨らませている様子。
美しい水面の表現や、カニ視点での描写など、
やっぱり、ゾロリとは一線を画しますね。さすが宮澤賢治。

この年代の子向けの文学というと、かなり限られるのですが、
また時間をみつけて質の高い作品に触れさせるようにしたいなと思います。

豊かな時間を楽しみながら、社会性アップ!きらきら!!