前記事の続きです。

開演前の舞台の様子を見ていたら、おかしなことに気付きました。

右に見えるピアノ・・・・
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フタが取り外してあって中身がむき出しですけど、いいの?目
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プログラム一曲目の、リゲティ作曲「アトモスフェール」でその謎が明らかになりました。
曲目解説によれば、この曲はミクロポリフォニーという、いくつもの音を複雑に重ね合わせることによる音響効果を使っているのだそう。

演奏が始まった瞬間、
会場の9割くらいの人(私も含め)は、頭の中にはてなマークが飛び交ったのではないかと思います。
この妙な和音の連続は、音楽なんだろうか・・?


でも不思議なもので、
作曲家の意図を忠実に聴衆に届けるという信念をもつ聖響マジックでしょうか。
聴いているうちに段々何となく、ミクロポリフォニーの美しさが感じられてきました[みんな:01]

そして、ピアノの出番が!
打楽器奏者が二人掛かりで、ピアノの両脇に用意されていた卓上ほうき(?)でピアノの弦をこすり始めたのです。
ちゃんと譜面と指揮を見ながら、いたって真面目に掃除、いや、演奏してました。

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ほうきが終わると、運動靴を洗うブラシ(?)に持ち替えて弦をゴシゴシ。
次には、窓サッシ用の細長ほうきを使っていました。
違った道具を使うことによる音色の変化が、幾重にも重なる音の響きの中できちんと意味を持っていることが視覚的にも確認できて、生演奏の価値を満喫できたような気がします。

最後には、真っ白い布で静かに拭いて仕上げ、いや、演奏終了でした。




変わったものを楽器として使う管弦楽曲はけっこうあるもので、ちょっとやそっとでは驚かないつもりでしたが、
今回は私たちにとってかなり新鮮でした。

そんな訳で、一曲目からとても満足度の高かった演奏会。
幸せなひと時をすごさせていただきましたニコ

さあ、7月もお仕事頑張ろうグー