妄想ストーリーPART.3 〜 卑怯になってもいいですか? 〜 | born free one kiss one heart

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舞台俳優のまゆたんです。ただ今俳優活動を休止し、ジェジュンを本気で応援しております。






チャミくんは、車で迎えに来てくれた。





☆TVXQ☆まゆたんPRISM日記





「これ、チャミくんの車?」

「いえ、ぼくはもってなくって・・・。
ともだちにかりました」






どこに行くんだろう?
私を連れて行きたいところって
どんなところだろう?





「ミイっちゃ、いきさきしんぱいですか?
だいじょうぶです、きっと気に入ってくれます」







車は、ソウルから東の方へと走り出した。
1時間くらいすると、街の灯りが少なくなって
少し寂し気なところに入って来た。



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「ここで、おりましょう」






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そこは、古い学校のようだった。








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「ここは、ぼくの父がかよっていたがっこうです。
いまはだれもいません」






聞くと、この辺りは別荘地になる開発途中らしく、
この学校も、もうすぐ取り壊されるらしい。






「あした、明るくなったらまた来ましょう」




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「え? 明日? え? 明日?」







チャミくんは、次の場所に行って
全部話しますと言った。
だから、それ以上は聞かなかった。




到着したのは、白い小さな一軒家だった。




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「ここは、父がかぞくのためにかってくれた
べっそうです。
まだ、ファンにはしられてません。
そのうちわかっちゃうとおもうから
だから、そのまえにミイっちゃと来たかったんです」



「あ・・・ありがとう」





どう答えたらいいのかわからなかった。
ここに、泊まるってこと?
私、チャミくんと1泊するの?







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「あ、へんなことはかんがえてませんよ?
いちど、ミイちゃとたくさん話をしたかったんです。
できれば、朝までいろんなこと話したいです。

・・・・だめですか?」





そういうこと、か。
そうよね、うん。






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「だめじゃない、いいよ」


「よかった!はいりましょう!」







中に入ると、新しい家の木の香りがした。



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「なにかのみますか?」

「うん」

「うわっ!」

「どうしたの!?」





見ると、大きな冷蔵庫の中には、
食べ物と飲み物がいっぱい入っていた。






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「あー・・・きっと母です・・・。
ぼくがともだちと行くっていったから・・・」





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「素敵なお母様ね・・・。
ね、お腹空かない? 何か作ってもいい?」



「ミイっちゃのりょうりですか!?
ぼく、すっごいおなかすいてます!」



「じゃあ、いろいろ作っちゃお」




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「やったー!!」




子供みたい。

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ユチョナも、初めてうちに来てゴハン作ったとき
喜んでたな。



「ミイっちゃ?」




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「あ、嫌いなものある?」

「ありませんっ」





作っている間、私たちはお互いの昔の話をした。
どんな子供で、何が好きだったかとか。
私が学生の頃の話をすると、チャミくんは
羨ましいと言った。

僕は中学でスカウトされて、すぐに芸能界に入ったから、
学生生活、というものを送ったことがない。
大学にも行って、勉強して、同い年の友達と
ボーリングやスキーに行ってみたかった

・・・・・と。


チャミくんやユチョナは、
私が得られないような大きなモノを手に入れたけど
失っているモノもたくさんある。







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「でもこのセカイに入っていなかったら、
メンバーともあえなかったし、
ミイっちゃともあえませんでしたね」






チャミくんはお手伝いをしてくれたけど
邪魔だったからどいてもらった(笑)。





「作り過ぎちゃったかも」




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「だいじょうぶ、ぜんぶ食べます!
いただきます」








チャミくんは、ずっと食べ物の話をしながら



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全部たいらげてくれた。







その後、

「母が好きなワインです」

というお薦めのワインを飲みながら
話をした。









「よかった」


「ん?」





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「ミイっちゃ、笑ってます」




ほんとだ・・・・。
私、たくさん笑った。

それはきっと・・・
チャミくんだから。
私を想ってくれる、彼の優しさが、
あるから・・・。

ドキドキしている。

昨日、あんなことがあったのに
今は違う男の人といて、私は笑っている。







「ミイっちゃ・・・」






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「ぼく・・・やっぱりひきょうになりたいです。

なっても・・・いいですか?」









私は、頷きもせず、首を横にも振らず、
チャミくんの瞳を見つめた。


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チャミくんは、微笑んで、私の頬に手を触れた。
そして・・・



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唇が少し触れるくらいの
キスをした。







「いやじゃ、ないですか・・・?」








答えることはできなかった。
嫌ではなかったから・・・・・。







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「このまま・・・すすみますよ・・・?
いやだったら、言ってくださいね・・・」







そう言って、もう一度
今度はちゃんと唇が重なり合う、キスをした。





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私を抱きしめ、
自分の腕の中から逃げないことを確認すると

手を掴んで
奥の部屋へと歩き出した。

私はそのまま


ついて行った・・・・・。














写真はお借りしました。
ありがとうございます。