スピンオフ!妄想ストーリーPART.3 〜 消去 〜 | born free one kiss one heart

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舞台俳優のまゆたんです。ただ今俳優活動を休止し、ジェジュンを本気で応援しております。






わかっている。


もう駄目だってことくらい


わかっている。





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ミッキーが大好きだった。








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恋人になれるなんて、信じられなかった。


でも、恋人じゃなかった。
私は、タイミングが良かっただけで
愛されていた訳じゃなかった。
恋人ではなかった。










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ミイさんは
ミッキーに愛されている。



他のメンバーにも好かれていて
チャンミンさんにも愛されている。



私が欲しかった場所を、手に入れた人。







・・・・・大嫌い。
ミイさんなんか、大っ嫌いよ!
昨日の私は、間違っていない。
ミイさんなんか、苦しめばいいんだ。








音符メールが来たでー音符



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ジュンスさん?




『こんにちは、デンワしてもいいですか?』





電話って、なんで?







十六分音符音符八分音符八分音符音符三十二分音符八分音符



電話・・・
ジュンスさんからなんですけど・・・・








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「・・・・はい」


「ミニーちゃんですか?」


「はい」


「メールみてくれましたか?」


「はい。まだ返事してませんけど・・・」


「まてなくてデンワしちゃいました」


「なんでしょうか?」


「いま、かんこくにいますね?
これからあいましょう」







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ああ、そうか。
きっとミッキーから聞いたのね。
全部、聞いたの?
なんでジュンスさんが、私に?


ここは韓国で
どこに行けばいいのか
どうすればいいのかわからなかったから
ジュンスさんと会うことにした。





















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「こんなとこで、ごめんね」






私たちが居るのは

Everything というカラオケルーム。



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ジュンスさん達の事務所が経営しているのよね?




「このフロアぜんぶ、かしきり」




だって・・・。
すごいな。






「あのですね、ぜんぶききました」


「・・・やっぱり」


「ユチョンね、くるしんでます」






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「説教なら、聞きたくありません」






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「ちがうちがう!
えーっと、どう言えばいいですかねえ・・・」





ジュンスさんは日本語を探しているようだった。








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「ぼくは、ミニーちゃんがしんぱいです」




私を心配ですって?
ミイさんじゃなくて?





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「そんなの、嘘でしょ」


「どうして、ぼくがうそ言いますか?」


「私、みんなを騙しました・・・」


「うん、はなして」







ジュンスさんの「話して」
という言葉が、私の口から
誰にも言えなかった言葉を吐き出させた。



話す人がいなかった。
誰にも話せなくて
誰も聞いてくれなかった。







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「それから・・・?」




ジュンスさんは、どんどんどんどん
私の心にこびりついていた言葉を剥がした。

気がつくと、私は汗だくだった。


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「ぼくの知っているきみは・・・
あかるくって、クッキーをやくのがうまくて
だれもかたづけないゴミをひろったり
つかれている人がいたら、アメやしっぷをあげたり
ミイっちゃのシワになったうわぎに
アイロンかけたりする女の子です」




「・・・・・・」



「ミニーちゃん、ほんとうは
ミイっちゃのことだいすきでしょ?
だから、くるしかったよね・・・?」









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私を見てくれている人がいた。
私が、本当はミイさんを大好きだってことを
気づいている人がいた。
ミイさんは優しくて、本当のお姉さんのように思えた。
最後に2人で飲んだ時の私の言葉は
私の本音だった。

だから、苦しかった。







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泣きたいときは 泣けばいいから
ねえ むりはしないで
なみだかれたら えがおがひらく
ほら もうわらってる

とまどうのは みらいがあるから
まぶしさにまけない ゆうきがほしい

Every day and night with you
ちいさなきみのてを にぎりしめるから
Every dar,every night,everywhere
つながるかんしょくを ずっとたしかめよう
いま ものがたりは Bigin







Bigin 私、その歌好き・・・・。







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「ぼく、これからたくさん
デンワとメールとしゃしんをおくります。
ミニーちゃんのケイタイを
ぼくでいっぱいにします」





ジュンスさんは私を抱きしめて
泣き過ぎて上手く呼吸ができない私の背中を
トントンと叩いてくれた。




「ふぇっ・・・ジュ、ジュ、ジ」


「ジュンス、だよ」




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「ズンスさぁん」




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「ジュンスだってば!」






私の携帯は、これからジュンスさんでいっぱいになるなら




あの画像は


消去しよう














写真はお借りしました。
ありがとうございます。