華子の相棒の高橋さん


高橋さんとは

ここ数日シフトがズレてしまっていた


久しぶりに

高橋さんのあとの夕勤に

華子が入ることになり

引き継ぎ業務をしながら

軽く話しをしていると


なんだろ

いつも明るく元気な高橋さん

涙目で暗い表情になっている


え?何かあった?

華子の声に高橋さんは

突然泣き出してしまった


慌てて事務所の中に入り

高橋さんの話を聞いてみた



すると

50代60代くらいの男性客


高橋さんのレジで

早口でいくつもの注文をしたらしい


しかし

最後に放ったタバコの銘柄を

どうしても

聞き取ることができずに

その男性客に再度聞き直しをした


それが気に入らなかったのか

はたまた面倒だったのか


いきなり店内で


お前は中○人か!ベ○○ム人か!

と大声で何度も怒鳴り散らかしたという



はっ?

未だに

こんな時代錯誤のバカがいるのか?



私は

高橋さん以上に憤慨してしまい

思わず

防犯カメラで

そいつを特定したい衝動にかられた


とにかく高橋さんのを殺した

そいつが許せなくてたまらなかったのだ



私達はロボットではない


きちんと心を持っている


同じ人間なら

その心を平気で殺したりしてはいけない


そして

家族と離れ一生懸命働いている

他国の人を

簡単にバカにするのも大概にしろ


おっさん、

あんた所詮

コンビニで

ぎゃんぎゃん叫ぶくらいしか出来ないよな?


他の国で

果たしてコンビニの仕事ができるのか?


うまく

日本語すら使えないアンタには

そんな仕事なんて一生出来やしないだろう



因果応報


いつか

高橋さんの心が癒えるころ


おっさん

あんたにはきっとバチがあたる


それがいつなのか

華子にはわからないけれど

いつか

あんたも一応人間の端くれなら

死ぬ前にどうか気がついて欲しい


誰でもみんな

ガラスのハートなんだってことを