その夜がやってきた。

彼らといよいよお別れの時。
娘の9歳の誕生日の夜、彼らは次のお役目の人の元へ旅立ちました。

娘は妖精さんたちの姿がどんどんぼやけてきたと言っている。
私は涙が止まらない。


娘がいつものように彼らの話していることを通訳してくれる。でももうそれも最後。

(妖精たち)‥‥ままちゃん、今までありがとう!
ごはん美味しかったよ!いつも作ってくれてありがとうね。
妖精さんたちはママちゃんの家族が大好きだよ。
羽生くんのところに行ってもしあわせに暮らすから心配しないでね!

(天狗たち)‥‥今までお世話になりました。家に住まわせてくださってありがとうございます。まゆた様もどうかしあわせに暮らしてください。ホホホ‥‥。

(おじいさんたち)‥‥今まで楽しかったですね。まゆた様のところに来れて良かったです。まゆた様もより良い生き方をしていってくださいね。

(妖精たち)‥‥妖精さんたちね、ままちゃんの為に一年前から薬を作っていたんだ。妖精さんたちが居なくなってもずっと効く薬だよ!はいっ!頭の中に入れてね!


私はいつものようにそれを受け取る仕草をすると両手で左耳の上あたりにぽんっと押し入れた。


(娘)入ってないよ~!もう一回やって!

(私)ぽんっ!

(娘)あー入った入った!


私も彼らのためにイメージで力の玉を作りました。
彼らへの愛の気持ち、感謝の気持ち、この先彼らの未来が上手くいきますようにと祈りの気持ちを込めて。
それを彼らに差し出すとみんなが集まってそれぞれが体に入れていたようです。



(ミラー様)‥‥さあ、皆さんもう行きますよ!さあさあ乗ってください!(妖精や天狗、おじいさんたちが雲の乗り物に乗り込む)
まゆた様ありがとうございました。どうかしあわせに暮らしてください。
それでは出発します。さようなら。

(妖精たち)ばいばーい!

(天狗、おじいさん)さようならーありがとうございました。


みんな今までありがとう。

娘もお疲れ様。よくがんばったね。