本のタイトルにどっきりしながら、今晩もつらつらブログを書きふけって、
うっかり人生が過ぎてしまいそうです。

昨日ここで紹介した『うっかり人生が過ぎてしまいそうなあなたへ』の作者である山口路子さんは私の高校の恩師でもありました。

ある日、本屋で恩師の書いた本を見つける。

わぁ!と思う。

これはかなりの衝撃です。

人生の中でそうそう無い、うれしいサプライズに遭遇したなぁ、と思いました。

彼女の作品を読むと「女であること」をとても意識しているんだろうなぁと
思えます。きっと「女であること」を楽しんでいる、というか。
そして周りのいろいろなものにとても敏感。
感性が豊かだからこそ、女であることを楽しめるのかもしれないけれど。

その彼女の本の中の言葉でなんだかとっても考えさせられてしまったもの・・・。

『ぼくの生活信条として

 なんでもないことは流行に従う。

 重大なことは道徳に従う。

 芸術のことは自分に従う。』(小津安二郎)

毎日の生活の中で、「流行に従うこと」が多い世の中な気がします。
みんながやっているから、みんながもっているから、みんなが聞いているから・・・。それって決して悪いことじゃないと思う。
たくさんの人に受け入れられものはやっぱりそれだけ魅力的なんだと思うから。

でもそれは本当に自分が望んでいることなのかな。
本当は自分をないがしろにしてないのかな?
いろいろ理由をつけて「なんでもないこと」に分類してるのでは・・・??
流行に従うことは楽なことなんだとも思います。

日々の暮らしの中で「なんでもないこと」を増やして「大切なもの」も
そこにいれちゃったりしていないだろうか?

それに気づかないくらいに鈍感になってしまうことをとても怖いと思いました。

小津安二郎さんの言葉にには続きがあるそうです。

「芸術のことは自分に従うからどうにもきらいなものはどうにもならないんだ。」

このことについての山口さんのエッセイは次のように結ばれています。

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「自分に従う意思」は他者との間に、また自分自身の内部に摩擦、衝突を生むけれど、それでもやはり貫き通したい。なぜならそれは本人の人間性、美意識そのものだからだ。
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