弥生さん、
昨日テレビで、
電線の工事を請け負う会社の社長さんと奥さんと
従業員さんたちの暮らしぶりが紹介されていた。
社員寮には10人くらいの男の人が暮らしていて、
いちばん若い人は18歳、
彼は高校を中退して、ひとりでこの寮で暮らしている。
弥生さん(奥さん 42歳)は、寮母さんでもあり、
寮生の食事は朝食、夕食のみならず、
お弁当まで作っていた。
毎朝、4時起き。
お弁当箱は2段重ね。
おかずの段は、
煮たまご
レタスにとまと、
しょうが焼き、
焼き魚、
きんぴらごぼう、
ご飯はひとり1合。
18歳の彼は1合のご飯がもう1段、
おかずとあわせて3段の超特大弁当だった。
可愛いバンダナでひとり一人のお弁当箱が包まれて、
みんなのが一緒にかごに入れられていた。
「いただきま~す」
、と彼が車に運ぶ。
現場まで車で2時間、
弥生さんは無事を祈って車を見送っていた。
高圧線の高い鉄塔に登っての危険な作業、
お弁当や食事が彼らの楽しみであってくれたら、
と、弥生さんは彼らの豪快な食べっぷりを、
嬉しそうにみていたなあ。
そのテレビをみたからか、
今日は食事作りが楽しくて、
酢の物やサラダやかぼちゃを煮たりてんぷらをしたり、
弥生さんのおかげで、
今日は楽しく家事ができた。