テレグラム.EriQmapJapanより、Eriさんのサブスタック.ニュースレター「聖書の神々」(前半)No.5[最終回]を共有させて頂きます。




(最終回)5.ハンコック:「宇宙の創造主である神が、どうして煙でストレス解消する必要があるんでしょうね?」 ビグリーノ:「ほんとそれです」

「『聖書の神々』グラハム・ハンコック/マウロ・ビグリーノ対談」(2023/04/07) 



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ハンコック:聖書において、存在との出会いについては、賛否両論がありますね。 わたしは、ここ何年か会っていませんが、エルサレムのヘブライ大学のベニー・シャノン教授をよく知っています。ベニー・シャノンは、アヤワスカと呼ばれるアマゾンの幻覚酒に関する世界的な専門家の一人です。ベニーはアヤワスカを400~500回ほど飲んだことがあります。わたしもアヤワスカを飲んだことがありますが、500回どころか、70~75回程度です。


ベニーが仮説として提唱している見解によると…彼は、燃える茂みの前でモーゼを見るというのです。普段の日常生活で燃えている茂みを見ることはありませんが、燃えさかる茂みが自分に語りかけてくることなど、もっとあり得ません。でも、彼の指摘によると、アヤワスカを飲んで幻覚を見ているときは、自分に語りかけてくる木やその他の存在に出会うことがよくあり、中東のモーセの居た地域には、アヤワスカと同じ分子を含むシリアンルーミモザホスティリスが生えているということです。要するに、ベニー・シャノンは、モーゼがアヤワスカを飲んでいた可能性を指摘しているのです。





※シリアンルー


※ミモザホスティリス


ビグリーノ:それはあり得ますね。


49:54


ハンコック:モーゼがアヤワスカの服用によって幻視体験をしていたとすれば、これをはっきりさせることがとても重要です。わたしは、そのような幻視体験が実在しないと言っているのではありません。幻視体験は、言葉のあらゆる意味において実在しうると思います。しかし、西洋的なものの見方には当てはまりにくいと言っているのです。このことについて、あなたはどうお考えですか?ほとんどすべての宗教は、まず幻視体験から生まれたと言えると思いますし、わたし自身も、霊的な存在に出会うビジョンを見たことがあります。


ビグリーノ:もちろん、それは可能です。しかし、一つ指摘しておきたいことがあります。ヘブライ語で "茂み" と訳されている言葉は、聖書の他の部分にもあるのですが、これは "岩山" を意味します。ですから、モーセが岩山の上に火を見たという可能性もあり得ます。




ハンコック:ということは、これも誤訳の一例なのでしょうか?


ビグリーノ:そうですね、これは、聖書の他の箇所では、事実上、岩山の名前なのです。だから、これは茂みが燃えていたのではなく、ヤハウェのカヴォドがある岩山での話です。


ハンコック:それが、この轟音(ごうおん)を伴う燃える炎の正体だったんですね。


ビグリーノ:多くの考古学者によって聖書などに引用されている…たとえば、12の石が発見されたという地域のそれらの石は、ガソリンのような性質がある可燃性のものです。なので、ヤハウェのカヴォドが地上に降り立つとき、火を起こす可能性があるのです。


ハンコック:ああ、火を起こす可能性があるのですね。


ビグリーノ:この言葉が茂みを意味するのか、岩山を意味するのかはわかりませんが、可能性のあるすべての解決策に対して常にオープンマインドでいるのが、わたしのやりかたです。


ハンコック:それは、かなり古い文書を扱っているときには特に、良いシステムだと思います。理解するのが非常に難しく、すでに何度も文言が変更されている場合においては尚更です。


ビグリーノ:そうですそうです。


ハンコック:さもなくば、さらに問題を引き起こすことになるので…。


ビグリーノ:はい、常に絶対に間違いないとは言い切れません。独断的であってはならないのです。


53:26


ハンコック:独断的であってはならないのに、この聖書という本は、多くのドグマ(勝手な決めつけ)を広めた本なのです。


ビグリーノ:そうなんですよ。


ハンコック:この2,000年間、世界の多くの問題の原因となってきました。


ビグリーノ:わたしはヘブライ語の神学的な辞書だけではなく、神学的ではない辞書もいくつか使って翻訳しています。なので、あらゆる可能性のある解決策を受け入れることが必要だと考えています。


ハンコック:わたしもそう思います。 


ビグリーノ:可能な解決策は1つだけでなく、いくつもあることを知らなければなりません。


ハンコック:その通りですね。ところで、黙示録について、あなたはどうお考えですか?


ビグリーノ:ヨハネの黙示録は、当時、次々と建てられていた多くの教会のために、人々がローマ皇帝のような当時の権力者について話さないようにする目的で、時代の必要に迫られて書かれた書物だと思います。





ハンコック:そこに書かれている "世界の終わりの預言" についてはどうお考えですか?


54:57


ビグリーノ:わたしは預言を信じない傾向があります。


ハンコック:それは賢明ですね。


ビグリーノ:なぜなら、聖書に書かれている預言はすべて、実際に物事が起こった後に書かれているからです。



ハンコック:預言じゃなく、むしろ、起こったことを話してるだけですからね。


ビグリーノ:ほんとそうです。


ハンコック:わたしたちが言いたいのは「明らかにエロヒムとは、ある種の人間である」ということです。でもこれは、あまりに早急な結論ですかね?「人間ではなく他の生き物である」と言ったほうがいいのでしょうか?その点は、あなたは考えを保留なさっているんですか?


ビグリーノ:さあ、どうでしょうか…。 


ハンコック:つまり結論は、エロヒムについて話すとき、あなたは人間について話しているということになるのですか?


ビグリーノ:はい、同じですね。


ハンコック:人間には悪徳がありますが、エロヒムにも悪徳があったのですか?


ビグリーノ:ヤハウェは毎日、2~5リットルのシャカールという酒を飲んでいました…アル中なんですよ。



ハンコック:それは聖書のどこに書かれていますか?


ビグリーノ:トーラーに書かれています。彼はまた、鳥の肉を焼いた煙の匂いを毎日嗅ぐのが好きでした…というのも、たとえば、数秘録28章には「この煙の匂いを嗅ぐと、彼は落ち着く」と書いてあります。




ハンコック:ああ、それなら覚えています。


ビグリーノ:そうなんです…ということは、生物学者の話によると、この煙の中には、人間がストレス状態にあるときに脳が作り出す物質であるエンドルフィンに似た分子が含まれているのです。


ハンコック:なるほど。


ビグリーノ:聖書の中でヤハウェは「私はこの煙を嗅ぐと落ち着く」と何度も言っています。このことからも明らかに…。


ハンコック:宇宙の創造主である神が、どうして煙でストレス解消する必要があるんでしょうね?



ビグリーノ:ほんとそれです。


ハンコック:面白いですね。


ビグリーノ:でも、明らかにそう書いてあるのです。わたしは普通に翻訳してるだけなんですがね。 


ハンコック:人間のニーズや願いや弱さを持っていて…まるで人間そのものじゃないですか。 


ビグリーノ:そうなんですよ。


ハンコック:では、聖書は、これらのエロヒムやヤハウェといった存在がどこから来たのかについて、わたしたちにヒントを与えてくれているのでしょうか?


ビグリーノ:いいえ、聖書には、彼らがどこから来たのかは書かれていません。なのでわたしは、そのような示唆はしません。しかし、詩篇24篇には、ヤハウェがカヴォドに乗って、ある門をくぐったことが書かれています。


聖書の最も重要な一節である詩篇24篇については、バチカン教皇庁の神学者・故コラード・バルドゥッチが「この詩篇の最初の2節は、聖書が地球の住人と宇宙の住人の存在を知っていたことの証拠を含んでいるが、彼らは別の存在である」と語っており、その詩篇の最後の節には、門を通過することについてが書かれています。また、英語の聖書では、ヘブライ語のペタヒム(Petahim)とシェリム(Sherim)という用語は、ヘブライ語の翻訳者によって、"門" と訳されています。


ハンコック:"門" ですか…我々は、推測するしかないのですね?


ビグリーノ:はい。わたしは、聖書を直訳するにとどめています...というのは、翻訳したら、あとは推測するしかないからです。


ハンコック:確かにそうですね。


ビグリーノ:わたしは今のところ、ヘブライ語聖書の文語訳と、ヘブライ語仮訳聖書までにしようと考えています。


ハンコック:それでいいと思いますよ。推測するのは常に興味深いことです。でもあなたは、わたしたちがこの重要な書物について、より明確に考えることを可能にする新しい事実を人々に提供しているのです。


ビグリーノ:はい、その通りですね。


ハンコック:わたしたちはアークを、テクノロジーを持ったオブジェとして話してきました。カヴォドについてですが、わたしはこれから、"ソロモンのシャミール" と呼ばれるものを連想します。



ビグリーノ:ああ、シャミールですね。


ハンコック:これもテクノロジーを備えた物体ですよね?シャミールについて少し話していただけますか?


ビグリーノ:聖書にシャミールは1、2回しか出てこないので、説明するのは難しいのですが、本当に、何らかのテクノロジーを備えたものに違いないと考えています。でもわたしは、空想について翻訳したいわけではないので、これについては触れないことにしています。 


ハンコック:あなたは空想の翻訳を望まないのですね…わかりました。でも、聖書には、テクノロジーと解釈するのが妥当な物体の痕跡として、アーク、シャミール、カヴォドなどがあると思いますが…他にも何かありますか?


ビグリーノ:ルアックですね。


ハンコック:それは、浮上して飛ぶ物体ですか?


ビグリーノ:はい、ルアックといいます。



ハンコック:空飛ぶマシーンということですか?


ビグリーノ:そうです、それは明らかに「空飛ぶマシーンである」と書かれています。


ハンコック:それは聖書に書かれていますか?


ビグリーノ:はい。


ハンコック:例えば、どこに?


ビグリーノ:聖書には…例えば、出エジプト記のエゼキエル書には、ヤハウェのカヴォドのことが明確に書かれています。モーセが「カヴォドを見ていいですか?」とヤハウェに訊ねると、ヤハウェは彼に「カヴォドの前にいると死んでしまうよ」と言ったんです。ということは…ここが重要なポイントなのですが…非常に興味深いことに、ヤハウェは神のくせに、カヴォドの危険をどうすることもできず、モーセに「この岩の後ろに隠れなさい」と言うのです。つまり、おかしなことに、ヤハウェは神のくせに、岩にできることすらできないというわけです。





ハンコック:なるほど、そうですね。おっしゃりたいことはよくわかります 


ビグリーノ:はい、ほんとにおかしな話です。


1:04:21


(END)


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