リアルなプロフィール(13)高1、フルート争奪戦再び | 大和田真由 official blog

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不自由気味な日本語でほどほど自由に書く個人垢です。
パトロールご遠慮です

絶望的な高校生活は改めてお伝えするとして

とりあえず部活入りました。

 

「強さ」で選べず「ある」だけで決めたので

あまり期待してませんでしたが

 

それでもいっちょ前に

フルートは争奪戦になります。

 

しかも今回は定員3人の枠に

経験者がしぶとく4人残る展開に。

つったって、

 

「○○中でフルートやってました」

 

当時、この辺で母校の吹奏楽部の名前を出すと

だいたい通じます。

通じなかったら畳み掛けるだけです。

 

「A組で金賞獲ってます」

 

全然大した実績じゃないけど、

ここの高校程度なら十分な材料です。

 

他の3人がどんどん萎縮していきます。

と言っても、そのうちの一人はこの人ですが。

フルートなら負ける気はしませんてへぺろ

 

その場を取り仕切る先輩も

 

「コイツ絶対引かないな」

 

と思ったのか、

フルートに関係ない先輩まで説得に来ます。

 

先輩1「私も中学で木管だったけど今トランペットで・・・」

先輩2「私はクラからユーフォーだけど・・・」

 

「私はそういうレベルでやってきてないんで」

「楽器もハンドメイド(←セミなのは内緒てへぺろ)の上位機種持ってるんで、他の楽器買って転向とか無理です」

 

でも、こんなんじゃ引かないのが

うちの高校の人種。笑

 

「納得して決められるように」

と、意地でも「話し合い」を主張する先輩。

 

強豪校でもないくせにいい加減にしろよー

と、ここで我慢も限界に。

 

「今すぐ吹かせて下さい。

他の3人が私より上手かったら

納得して降りて退部します。

負ける気はしませんけど。」

 

当然、周りの全てが凍りつきます。

見かねた先輩の一人が打開を試みました。

 

先輩3「さすがにテスト、ていうのは

プレッシャーもショックも大きいし・・・」

 

「そんなにどーしてもフルートやりたかったら、今すぐ楽器持って私に立ち向かって来るべきじゃないですか?それもしない上に、私より吹けなかったとしたら、こんなに譲らないでいるのは許せません。

到底、納得できません。

 

 

この時の空気は語るまでもありませんが、

そんなもの読んだ上で踏み倒しますウインク

 

 

しかし、母校の人種がね。

私なんて異物混入型、極めて稀なだけで、

標準がお山の大将みたいなもんです。

挫折を味わった事がない人も少なくありません。

気が強い、負けず嫌い、プライド高い。

(なんだかんだいい人も多かったけどおねがい)

 

結局オーディションはさせてもらえず、

もはや威圧のみで

ジャンケンを制する形になりましたが、

どうにかフルートの座を死守しました。

 

しかし、割と数日のうちに、

この件は心の底から反省する事になります。

 

別の楽器に行った1人と、

例の塾で怖かった隣の中学の人

震え上がらせてしまったフルートの先輩。

 

この後の絶望的な高校生活の

支えとなる人たちとの出会いでした。

 

つづく