「怪じゅうが町にやってきた」公演のご報告 | 繭の会のブログ

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 人形劇団プーク「怪じゅうが町にやってきた」の舞台の様子を、ご報告いたします。


物語は、

 怪じゅうと神父様さまが、町のために尽くせば尽くすほど何か悪い企みを持って町にやってきたに違いないと、大人社会の思い込みや偏見がテーマになっています。心と心が通じ合う元気で純粋な子どもたちが全編に登場しますが、悪い噂を流して神父様を町から追い出した利己的な町長と助役を怪じゅうが懲らしめるお話です。

 

 怪じゅうの優しい心と子どもたちのひたむきさが若い神父様を救い出し、町の大人たちを変えていくこのお話しは、未来を明るいものにと夢と希望に満ちた人形劇を87年間も変わらず子どもたちに贈り続けている、人形劇団プークならではの舞台として復活しました(初演は1981年)。


 特に、高さ3m・翼を広げると6m余の怪じゅう“グリフィン”の登場に、観客の子どもたちも大人も目を丸くしました。セリフと動きが見事に噛み合った迫力ある“グリフィン”は、大ホールの舞台を所狭しと動きまわります。そして、万物の代表のような“グリフィン”は、他者を思いやる心を残して町を去るのでした。

♪さあ みんなわになっておどろーよ わにおどろーホホ  

 ♪グリフィンがやってきて町をきれいにしたー


 エピローグの会場に響き渡った歌は感動的でした。終演後、子どもたちの笑顔もとても印象的でした。



         カーテンコール          子どもたちからプレゼントを!



「人形劇団プーク」・「みやぎ子どもの文化を支援する会」

「NPO法人せんだい杜の子ども劇場」・「そよ風」の皆様と


 舞台を被災地(いわき市・南相馬市・大崎市・仙台市)に届けてくれたプークさんとご来場・ご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。  (仙台公演事務局 繭の会)