繭の会のブログ

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~文化を守り育てるために~

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 人形劇団プーク「怪じゅうが町にやってきた」の舞台の様子を、ご報告いたします。


物語は、

 怪じゅうと神父様さまが、町のために尽くせば尽くすほど何か悪い企みを持って町にやってきたに違いないと、大人社会の思い込みや偏見がテーマになっています。心と心が通じ合う元気で純粋な子どもたちが全編に登場しますが、悪い噂を流して神父様を町から追い出した利己的な町長と助役を怪じゅうが懲らしめるお話です。

 

 怪じゅうの優しい心と子どもたちのひたむきさが若い神父様を救い出し、町の大人たちを変えていくこのお話しは、未来を明るいものにと夢と希望に満ちた人形劇を87年間も変わらず子どもたちに贈り続けている、人形劇団プークならではの舞台として復活しました(初演は1981年)。


 特に、高さ3m・翼を広げると6m余の怪じゅう“グリフィン”の登場に、観客の子どもたちも大人も目を丸くしました。セリフと動きが見事に噛み合った迫力ある“グリフィン”は、大ホールの舞台を所狭しと動きまわります。そして、万物の代表のような“グリフィン”は、他者を思いやる心を残して町を去るのでした。

♪さあ みんなわになっておどろーよ わにおどろーホホ  

 ♪グリフィンがやってきて町をきれいにしたー


 エピローグの会場に響き渡った歌は感動的でした。終演後、子どもたちの笑顔もとても印象的でした。



         カーテンコール          子どもたちからプレゼントを!



「人形劇団プーク」・「みやぎ子どもの文化を支援する会」

「NPO法人せんだい杜の子ども劇場」・「そよ風」の皆様と


 舞台を被災地(いわき市・南相馬市・大崎市・仙台市)に届けてくれたプークさんとご来場・ご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。  (仙台公演事務局 繭の会)


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人形劇団プーク・東日本大震災復興支援公演

「怪じゅうが町にやってきた」



2016年5月23日(月)

開場/午後6時 開演/午後6時30分

会場/イズミティ21(仙台市泉文化創造センター・大ホール)


原作/R・ストックトン

脚色/星野毅

演出/竹内とよ子

美術/佐久間弥生

音楽/宮崎尚志



主催:人形劇団プーク

共催:みやぎ子どもの文化を支援する会・繭の会

協力:NPO法人せんだい杜の子ども劇場・宮城子どもを守る会

後援:仙台市教育委員会・「河北新報社」



【チケット取り扱い先】

-2016年3月10日より開始-

★絵本と木のおもちゃ「横田や」(青葉区北山) TEL022-273-3788(10:00~19:00、水定休)

★こどものほんのみせ「ポラン」(青葉区中央) TEL022-265-1936(10:00~18:00、日・祝定休)

★book cafe「火星の庭」(青葉区本町) TEL022-716-5335(11:00~19:00、火・水定休)

★喫茶「ホルン」(青葉区立町) TEL022-711-5520(11:00~19:00、月定休)

★「NPO法人せんだい杜の子ども劇場」(泉区泉中央) TEL/FAX022-375-3548、土・日定休)

★「仙台演劇鑑賞会」(青葉区一番町)TEL022-216-5566(火~金10:30~18:30/土14:00まで)(日・月・祝日休み)






【問合せ先】

仙台準備会事務局 「繭の会」穗積

     TEL/FAX 0229-67-2407


※料金、チケット等についての詳細は「繭の会」にお問合せください。




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◆2016年5月「優しい怪じゅう」が仙台にやってきます!◆




人形劇団プーク東日本大震災復興支援公演

「怪じゅうが町にやってきた」


2016年5月23日(月)

開場/午後6時  開演/午後6時30分

会場/イズミティ21(仙台市泉文化創造センター・大ホール)


主催/人形劇団プーク 

共催/みやぎ子どもの文化を支援する会・繭の会
協力/NPO法人せんだい杜の子ども劇場・宮城子どもを守る会

後援/仙台市教育委員会・「河北新報社」

助成/文化庁文化芸術振興費




 人形劇団プークの「怪じゅうが町にやってきた」仙台公演が実現することになりました!子どもの文化を守り、東日本大震災で被災された方々を応援させていただくための企画です。

 87年の歴史を持つ人形劇団プークによる、大ホールの舞台で繰り広げられるスケールの大きな人形舞台劇です!大好評で再演を重ねている作品ですので、ぜひ、ご家族でのご来場をお待ちしております!!



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 ある日突然、怪じゅうが町に舞い降りた。名前はグリフィン。町は恐ろしさのあまり大騒ぎ、町長は怪じゅうと話をさせるために若い神父を差し出した。ところがグリフィンは誠実な神父をすっかり気に入り、やがては町のこども達とも仲良くなった。そして神父、こども達と一緒になって困った人を助けたり、手伝ったりするグリフィンは町の人気者に。

 ところが町に変なうわさが広まった。「怪じゅうの食べ物は…!?」町は再び大騒ぎ・・・。



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 戦後、親たちが忙しく貧しい時代に育った世代として、子どもたちを取り巻く環境の変化を強く感じます。特に、子どもたちが巻き込まれてしまう事件や陰湿ないじめに、胸が痛みます。子どもたちの遊びの中で培う命の大切さや思いやり、弾ける楽しさ、暮らしの中でのたくましさや創造力なども育ちにくくなっているのではないでしょうか。

 大人の世界にも子どもの世界にもはびこる“弱い者いじめ”は何とかならないのか。そんな時に、東日本大震災復興支援公演としてプークさんが「怪じゅうが町にやってきた」の舞台を仙台市・大崎市・南相馬市・いわき市の4ケ所に持ってきてくれることになりました。


 物語の中で、大人たちとは一線を画した子どもたちの純粋な思いと行動は屹然としています。もしかしたら「怪じゅう」を通して、バーチャル文化の中で育つ子どもたちに“大いなるもの”の気配を気づいてもらえるかもしれません。生の舞台を通して、親子や祖父母と孫など家庭での語らいの場が増えれば、幸いです。       



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 「みやぎ子どもの文化を支援する会(11団体)」の皆さまです。震災の年に結成されました。震災後、被災地の子どもたちに全国から寄せられた義援金や支援物資の窓口(宮城県)になって活動をなさっています。さらに会では、絵本や紙芝居を被災地に届けながら読み聞かせ・講演会の企画などを行っています。今回のプーク公演でも、共催団体になっていただきました。写真は、会の活動をお知らせするニュースの発送作業の様子です。



       -2016年5月7日仙台市-