つい先日、「アナと雪の女王Ⅱ」を観に行きました!
興行収入が凄いことになっているみたいですね。公開10日で興行収入40億円を超えるのはディスニ―史上初だとかなんとか・・・。
で、観た感想ですが、北欧の要素てんこもりでなかなか楽しめました。例えば、劇中「フィヨルド」という単語がはっきりでてきますし、(※フィヨルドとはノルウェー語で「入り江」という意味で、氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾や入り江のことです。)トナカイと暮らす人々はサーミ人を彷彿とさせます。エルサが発する声もヨイクなのではないかと感じさせる部分がありました。(※ヨイクとは、サーミ人の文化における伝統歌謡あるいはその歌唱法のことです。)
エンドロールにも確か、「サーミの人々の協力に感謝します。」みたいな文章が書いてあったような気がします。
※サーミ人とはスカンジナビア半島北部ラップランド及びロシア北部コラ半島に居住する先住民族のことです。もっと詳しく知りたい方は下記の過去記事が参考になるかも知れません。
ノルウェー・Arvvas(サーミの歌姫×ダブルベース奏者)のライブに行きました。
最近、スウェーデンの怪奇民話という本を読んでいるのですが、その中にトロルや巨人が登場していて、そういう要素もこの映画の中で感じることができるように思います。
その他、北欧要素以外で良かったと思う点は前作でも感じられた「世界を救うのは姉妹愛である」という点ですかね。
「姉妹愛」については、妹のアナが恋人のクリストフをほっぽり出して姉のエルサにさっさとついて行ってしまうところなどで感じられました。男女の愛もそれはそれは素晴らしいことと思いますが、あまり男に執着しないで、自分の意思を大事にするところが現代女性らしく、時代に即している感じがして良いな、と思いました。前作でも最終的には男女の愛でなく、姉妹愛がキーになってますしね。よかよか。
私は字幕版で観ましたが、劇中歌も素晴らしいので、是非皆さんも映画館で北欧感に浸りつつ、この映画に隠されたテーマはなんぞやについて考えてみてはいかがでしょうか。純粋に楽しければそれでもOKだとは思いますが。それでは、それでは。