宝塚の月組さんでエリザベートの再演(なんと今回で10回目!!)をやっているので、ついに観に行きました。前々から一度は観たいと思っていました!(Thank you!)

 

トート閣下とエリザベート

 

ハプスブルグ家の紋章。今回も前回の「凱旋門」に続き2階席。

 

月組のトップ娘役愛希れいかさんと月組組長憧花ゆりのさんの退団公演でもあります。愛希れいかさんは6年7か月トップ娘役を務めることとなり、これはトップ娘役としては歴代3番目の長さになるそうです。

 

あまりにも有名な作品だと思うので、私の下手な物語紹介が要るのか分かりませんが、簡単に言うと黄泉の帝王トート(死)がエリザベートに一目ぼれして以来、彼女が自分を愛するようになるまで、彼女をストーキングし続けるという物語です。(もっとロマンチックに書きたかったですが、私の文才ではこれが限度でした。。)

 

いきなりですが、以前雪組にいらっしゃった月城かなとさんがルキーニ役!!なんとなく大出世を遂げているような気がしたのですが、気のせいでしょうか・・・。相変わらずイケメンで眼福でした。雪組時代の「ローマの休日」ではイタリア人理髪師役とカメラマン役をやっていたので、今回のイタリア人テロリスト(兼一部カメラマン)役にその時の経験が活かされているのではないかと勝手に感じました。

 

それにしても、ハプスブルク家の衰退、エリザベートの生涯、トート閣下のストーキング、ラストのラインダンス(ダンサーの衣装の布の面積が結構、少なくて、ちょっとドキっとしました(笑))・男役群舞(やっぱりかっこいい)・デュエットダンスあれこれを詰め込んで2時間半におさめる手腕が凄いなー、と改めて感心してしまいました。

 

そして、出演者が歌いっぱなしで、セリフのほうが少ないということが新鮮でした。たとえ主演でなくても歌いっぱなしなので演じられてる方々は気が抜けなくて大変なんだろうなぁとも思います。ましてや2回公演がある日なんてどうやってテンションを維持しているのか・・・(゚Д゚;) 皆さんのプロ意識には頭が下がる思いです。歌声は圧巻でした!

 

今回の公演を機に、色々ハプスブルク家のことを調べてみて、皇太子のルドルフも舞台になりそうな人生を送っていることに気付いて、宝塚でこれはすでに舞台化されているのでは・・・と思ったら、やはり「うたかたの恋」という作品で舞台化されていることを知りました。何度も再演されている作品だそうですね。(あまり物を知らなくてすいません。。)というか、今年星組さんでやっていたみたいですね。

 

家に人からもらったハプスブルク家関係の本があるので、読んでみようという気にもなりました。(「ハプスブルクの宝剣」という本もありますが、これもすでに宝塚で舞台化されているとは・・・。しかも新人公演で現月組2番手の美弥るりかさんが主役をつとめた作品なんですね。)私の知識欲も刺激して下さって感謝感謝です。

 

やはり何回も再演されているものはいいものなんだ!ということ&調べれば調べるほど宝塚は奥が深いことが今回分かりました。皆様も1度観劇されて、その奥深さにはまってみてはいかがでしょうか・・・それではそれでは。