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宝塚雪組幕末太陽傳・宝塚遠征記① ~飛び出そうこの関東平野から、心燃やす何かを求めて~

 

宝塚ホテルに宿泊した我々。朝からスカイステージで雪組の彩風咲奈さんのFirst Photo Bookの特集番組がやっていたので、テレビの前で背筋を正し、じっくり眺めてました。(※私の母上が大の彩風さん贔屓。)それにしても、なぜか筋肉痛・・・前日のステージスタジオのドレスが足腰にきたのだろうか?思ったよりは重くない、と思いきや、運動不足の体には堪えた模様。

 

朝食を食べた後、今度は雪組本特集の番組がやられていて、早霧さん、咲妃さん、望海さん、彩風さん、彩凪さん、朝美さん、鳳翔さん、香綾さん、真彩さんを朝から拝んでました。こりゃあ朝から幸先がいいぜ!

 

チェックアウトして、宝塚ホテルをうろうろしていたら色々面白いものを見つけました。(さすが宝塚大劇場オフィシャルホテル)

 

前日、私が「似てる」って言われて、調子に乗った、元星組の妃海風さんの衣装。

 

今までの公演のチラシとシャンシャン。

 

(こちらは宝塚大劇場で撮った写真ですが)大劇場限定スイーツが・・・

 

こちらのホテルでも食べられます。Sの字付きのムースと雪のホワイトチョコが付いたムース。

 

雪組の鳳翔大さん、透真かずきさんのお茶会も開催されていたようです。

 

他にも各組のトップスターのお写真とか、「幕末太陽傳」の舞台写真が飾ってある一角があって面白いので、ご興味あれば是非ご宿泊されてはいかがでしょうか!

 

公演開始が15:00で、まだだいぶ時間に余裕があったので、宝塚歌劇の殿堂に立ち寄りました。

 

 

1階が、殿堂入りしてるっぽいすごいスターさんたちの解説がされた展示でした。写真および、メモを取るのもダメって書いてあったので、どこまで書いて良いのかよく分からないですが、天津乙女さんとか、月丘夢路さんとか、有馬稲子さんとか、うっつくしかった(・∀・) 

今でも男役の方が女役やったり、ってことはないわけではですが、昔の方たちのほうが、男役・娘役の垣根が低かったのかなー?ってちょっと思いました。(結構、柔軟に男役やったり、娘役やったりしてる人がいる印象。)

あと、絵を描くのが好きなので、衣装や装置を担当されていた方たちの絵(衣装のデザインとか装置のデザインとか)がすごくかわいくて、素敵だなー、と思いました。

 

2階には、昨年の雪組公演「私立探偵ケイレブハント」と「GREATEST HITS」の衣装・小道具がありました!写真撮ってもいいスペースだったので、載せてしまいます。

 

「GREATEST HITS」のときの皆さんのお衣装♪写ってないですが、月城かなとさんが着た紫のお衣装もあります。

 

「私立探偵ケイレブハント」、ケイレブ(早霧さん)の衣装。

 

ケイレブハントのイヴォンヌ(みゆちゃん)の衣装

 

「GREATEST HITS」のデュエットダンスで早霧さんとみゆちゃんが着た衣装。

 

ケイレブハント小道具

 

これが噂の最新式コーヒーサーバー

 

ケイレブ&GREATEST HITS、小道具。トナカイ可愛い。

 

小さな羽をつけて、「GREATEST HITS」のパレードのとき、早霧さんと咲妃さんが着た羽根衣装と並んで写真が撮れるスペースもあります!私が写ってしまっているので、掲載は致しませんが・・・。

 

ちなみに、↓のシャンシャンを持って、写真が撮れるのですが・・・

 

 

私が持ったシャンシャンの裏に「早霧」ってシールが貼ってあって、一人密かに興奮してました(*´Д`) 間接シャンシャンだなんてっ・・・!!

 

他にも花組特集がされていて、今までの花組トップスターさんの公演映像が流れていたり、ビラがずらりと並んでいたりとか、スタンプが押せるスペースもありました。

 

元花組トップスターの匠ひびきさんと春野寿美礼さんの手形。

 

私が15年前に初めて、宝塚大劇場で観た公演が花組の匠さんが出演された「琥珀色の雨にぬれて」「Cocktail」でした。後で知りましたが、ご病気のため、本公演がトップ就任お披露目公演でありながら、退団公演になってしまったそうですね。大変貴重な公演を観させて頂きました。子供(といえる年齢かはさておき)心にかっこいいなーと宝塚に興味を持つきっかけになったように思います。今はお元気でいらっしゃることを激しく願っております!

 

阪急交通社のお弁当付きプランだったので、お弁当を受け取ったのですが、これが地味にすごい!

 

 

これ、器に入ってるように見えるじゃん?実は紙に器の絵が描かれてる感じなんだぜ・・・なんと日本人らしい細やかさ。味もとてもよかったです。

 

そして、今回の公演は宝塚春の恒例、初舞台生のお披露目公演でもあります。

 

私のときは彩路ゆりかさん、有愛きいさん、琴美くららさんの口上(※舞台が始まる前のご挨拶です。)でした。40人の若人たちよ・・・!

 

腹ごしらえも済ませて、ようやく、観劇レポートに入ります!(お待たせしました!!)以下、舞台を観た感想をば。

 

①幕末太陽傳

 

まず、初舞台生の口上がありました。口上、初めて観ましたが、可愛かったですー。前日、出待ちしたときも、初々しい子たちが皆で出てきて、ニヤニヤしてましたが。

この中から未来のトップスターが生まれると思うと胸熱。誰がなってもおかしくはないと思いますが、もしも口上を聞いた子が将来トップスターになったりしたら、すごく感慨深いんだろうなー。

母上は若い子のコーラス(※口上のあとに歌も歌います)にめっぽう弱いみたいで、ちょっと泣きそうになったと言ってました。(20歳以下の若い子たちが頑張ってるの見ちゃうと胸が詰まるそうです。)

 

で、その後に本編に入ります。

 

全体の印象としては、退団公演ながら明るい雰囲気で、早霧さんらしいな!と思いました。そして、やっぱり早霧さんはコメディができる役者さんだ!ってことを再認識致しました。あの軽快な身のこなしと明るいキャラクターはドタバタ喜劇にぴったりですね。「居残り稼業」という歌の歌詞で「猫の手よりも借りたい人の手」っていう歌詞があるのですが、そのときに招き猫みたいなポーズを早霧さんがして、猫派の私は喜んでました(何)

みゆちゃんも気の強い女郎の役がすごくお似合い。星乃あんりさんとのキャットファイトとか(笑) いつもよりも色々と吹っ切れた感じのお芝居で観ていてすがすがしかったです。

望海さんは凛々しくて、とても頼もしい感じでカッコよくて素敵でした。次期トップ感、醸し出してますね。

普段硬派な役柄(斎藤一・・・渋い、ドン・カルロ・・・清廉潔白すぎ、カズノ・ハマー・・・超好青年の弟分)が多かった、彩風さんがチャラくて軽くて新鮮でした。(初日からしばらく体調不良だったそうですが、体調戻って良かったです。母上が安心してました。)

そして真彩さんの歌うまなこと!さすがは望海さんの嫁!!

退団される方にそれぞれ見せ場がある作り方なのも良かったです。早霧さんがインタビューなどでよく「私は凄くない。組子たちのおかげ」というニュアンスのことをおっしゃていると思いますが、早霧さんの退団公演ながらそういう気持ちが反映されている舞台なように感じました。

制作発表の動画を何回も見ていて、歌詞をすでに覚えてしまった歌「朝陽の向こう」もいいですよねー。

早霧さん:「きらめく星が消えていき、静かに夜があける」、これはトップスター(星)の早霧さんのことでしょうね。

望海さん「きらめく海のあの果てに、何かが待っている」、これは海の字が入っていることからも、望海さんのことを暗に表しているのでしょう。トップになるでー!っていうワクワク感がこもってるように感じます。最終的には早霧さん・咲妃さん・望海さん3人それぞれ新しい人生が待ってます!って感じの歌です。うまい歌作りおって・・・!!

 

②Dramatic S!

「幕末太陽傳」のあとはショー「Dramatic S!」

SpeedyでSっ気を感じられ、壁ドンとかしてきそうな感じのショーでした。(分かりにくい表現(笑))

みゆちゃんが「私の愛する人のイニシャルはS~」って歌ってくれちゃう訳なんですけど、ぶっちゃけちゃいますが、私も名前のどこかにSが付くので、「え、私のこと!?好きになってもいいんだぜ?(by要潤)」(※盛大な勘助につき)とか思って見てました←ヤメテクダサイ。

実は雪組(Snow Troup)さんはイニシャルにSが付く方が多いです!早霧せいな(Sagiri Seina)さん、咲妃みゆ(Sakihi Miyu)さんはもちろんのこと、彩風咲奈(Ayakaze Sakina)さん、彩凪翔(Ayanagi Syo)さん、永久輝せあ(Towaki Sea)さん、そして最近注目され始めている(と思う)縣千(Agata Sen)さん・・・etc 皆さん自分のことだと思って、踊っていらっしゃることでしょう(笑)

「ベサメ・ムーチョ」歌いながら男役が黒燕尾で踊るんですが、しかし、黒燕尾はなんであんなにSexyなんでしょうかね。Simpleなだけに素材の良さが引き立つ感じですよね。黒燕尾サイコー。

ここでは、初舞台生103期生のラインダンスが観られました。どう表現したら良いのかよく分からないのですが、電気椅子のもっと身体傾けた版みたいな動きとか、足、痛くならないのかな?って思いました。組配属はもう決まってるので、同期全員で踊るのはこれが最後みたいですが、皆これから頑張るんだぞ・・・!

そして、退団者がまず出てきて、最後はせいなさんを全員で囲んで、歌うところも泣かせますー。観ていて楽しすぎて、終わるのが本当にアッという間でした。なるべくSの字を入れて感想書きたかったですが、いまいち足りてないな(笑)ルー語というわけではないんですよ・・・。

 

公演のあとには、早霧せいなさんへのミニインタビューがありました。

 

Q.今のお気持ちをSで表すとしたら?

A.日本人なので日本語で答えますが「寂しい(=Sabishi)」です。

Q.寂しさが舞台に届くようにされてますか?

A.いや、寂しさは届けてないですよ。元気さと明るさを届けるようにしてますよ。(会場爆笑)

 

Q.佐平次は時計を直したり、器用ですが、早霧さんは器用なほうですか?

A.不器用です。

 

そうか、早霧さんは高倉健だったんですね(゚Д゚)←「自分不器用ですから」で検索してみて下さい。

 

初舞台の思い出についても質問されてましたが、ここだけの話だそうなので、秘密にしておきます(笑)

 

ということで、前編・後編に分けてご紹介しましたが、今までの国内旅行の中でも、トップクラスに楽しい旅行でした。

今まで、芸能人でここまで好きになった人はいませんでしたが、やっぱり好きな人がいるって素晴らしい!文字通り私が愛したのはお前だけだ!なんだぜ(※これも早霧さんの某舞台の某セリフです。さて、なんでしょうか?)

 

まだ7月の東京公演も観に行く予定です。その時に沸き上がる感情があれば、またご披露させて頂こうと思います。そして、早霧さんの幕末太陽傳のイラストが今、猛烈に描きたいので、頑張って描きます(もう、大体の構想は頭の中にあるのさ!)

 

あぁ・・・公募に出す予定の作品も終わらせなきゃ・・・!!ではでは。

 

(おまけ)宝塚で見つけたもの

手塚治虫記念館。

 

記念館の前の火の鳥

 

マンホールがすみれ

 

止まらないすみれ推し

 

ホテル近くのペット用品屋にいた可愛いにゃんこ。「タカラジェンニャだにゃん」と言っているに違いない。

 

Fin