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最近読んだ絵本など その② (ネンネコごろごろなど猫作品)


また、猫関連の絵本を借りて、読んでみました。感想をば・・・


①しっぽのきらいなねこ

しっぽのきらいなネコ (日本傑作絵本シリーズ)/福音館書店

自分が黒猫であることが好きだった猫のしっぽが急に黄色くなってしまうおはなし。黒猫は黄色いしっぽが気に入らない、黄色いしっぽは黒猫が気に入らないけど、最後はお互いを認め合うという、人間界でもありそうな話。


人間だったら成長だったり、老化だったり、病気だったりして自分の精神・身体の状態が変わったら受け入れられないこともあるでしょうし、新しい環境、新しい人間関係の中で何かやるときには自分にとって抵抗のあることや自分が受け入れてもらえないこともあると思いますが、最終的にはなんとかなるよ、っていうことを言いたいのかな、というふうに捉えました。


この本の作者は猫専門のホスピタルを作るくらい猫が好きな獣医さんだそうで、猫シリーズで何冊か本を書いているとのことです。


②ねこのなまえ

ねこのなまえ/徳間書店

名前のないのらねこになまえをつける話です。①はしっぽのきらいなねこでしたが、こちらの作品では猫に「しっぽ」という名前をつけます。

ネタバレしますが、猫にも魚にもしっぽがあって、おいしい魚はしっぽまでおいしい。これからもそんな魚をずっと食べられるように、しっぽとのこと!イイハナシダナー。気が利いてますね。

③なつねこ

なつねこ (講談社の創作絵本)/講談社

美しく幻想的な感じの作品でした。


私の書いたものは絵の下手な詩とメルヘンって以前いわれたことあるけど(笑)、(※<読んでみた>詩とメルヘン を参照)こういった幻想的な作品も絵本の中には当然あるわけなので、作品のコンセプトそのものがダメってより、結局は絵の力の問題なんでしょうね!(と、絵以外の部分は変というわけではないとポジティブに捉えてみる(笑)) 


私の描く絵はざっくりした絵で、この作品のようなディテールに凝った絵が描けないから、幻想にリアリティを持たせられていないような感じなのかな。


あなたの絵の個性は大胆な部分とある人からは言われるけど、他の人からは、作品そのものと絵がマッチしないと言われたり・・・なかなか苦しいところでありますが(笑)


④びしょびしょねこ

びしょびしょねこ (チャイルドブックアップル傑作選)/チャイルド本社

14ひきシリーズのいわむらかずおさんの絵ですね。絵を見るだけで、その人の絵、と分かるのはやっぱり個性ですね。猫なんだけど、ちょっとねずみっぽい感じの猫でした。おねしょをする子は皆こんな感じでしてしまうのだろうか・・・(笑)

⑤ねこいるといいなあ

ねこいるといいなあ (こみねのえほん)/小峰書店

私も5歳くらいにペットショップかなんかでアビシニアンを見て、一目ぼれして以来、猫いるといいなあ病にかかり、そしてことあるごとに猫の絵を描き続けているので、自分と重ね合わせて見てしまいます(笑)(この作品の主人公の子が「ねこいるといいなぁ」といいながら、ひたすら猫の絵を描いて遊んでいるのですよ。)やっぱり子供の最初の好きアピールって絵に描くことだよな、うん。

今回はこんな感じです。もっと最近の本も読みたいな。と思いつつ。。ではでは。