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最近読んだ絵本など (「くんちゃんのだいりょこう」・「きょうはおおかみ」など)


ブログ書こう書こうと思いつつ、ちょっとご無沙汰でしたね。


さてさて、今回も猫がらみの絵本を読んでみました。猫以外の絵本も読もうと思っておるのですが、今作っている猫作品とかぶっている作品がないかのチェックも兼ねて・・・なんて。簡単に感想を。

ネンネコごろごろ (絵本の時間)/ポプラ社
黒っぽい画面からぱっと明るい画面に切り替わり、四季の色彩を感じられるところが好きです。春夏秋は季節的に猫も余裕をぶっこいていて、他の動物をいじめてやろうとか、利己的な部分も多く、せっかくの季節の美しさにも大して関心もなく、残念な感じなのですが、冬になると寒くて猫も必死に生きざるを得なくなり、他の生き物に対する雑念がなくなって、そうして初めて友達ができて、楽しい!・・・とか、そういう話のような感じがしました。

人間にもあてはまるような気がします。調子に乗って生きてると、大事なことを見落として、自分が一生懸命生きてると他の一生懸命生きてる人が仲間になってくれるのかも。

この本を何度も読んでみて、こういう感想に辿り着きました。絵本は、ぱっと見た色の美しさと、ストーリー的には繰り返し読んで得られる気づきがあることも大事なのかな、と感じました。


おへんじください。/偕成社

最近の子供はLineとかあるからどうなんでしょうか!?お手紙が来るのを待ちわびる気持ちとか今も持ち合わせているのだろうか・・・。

そのあたりのことは詳しくないですが、昔、初めて手紙を書いて、返事をもらったときの喜びとかを思い出しました。子供の頃は自分で字を書いて、それで相手から返事がくるだけでも大冒険だったような気がします。そしてこういう題材がきっと子供目線の題材なんだろーなー、と感じました。

つきが いちばん ちかづく よる (えほんのぼうけん (65))/岩崎書店

スーパームーンのときに読んだらぴったりだっただろうな、という作品。

話が逸れますが、この本の作者の竹下文子さんは「ねぇだっこして」っていう作品の作者だそうです。

「ねぇだっこして」は妹・弟ができたお兄ちゃん・お姉ちゃんの気持ちを猫が代弁している秀作です。

ねえだっこして/金の星社
すごい好き。猫がちょっと人間ぽく描かれているのもわざとかな。

単純に言うと月が一番よく見える場所を猫がここでもない、あそこでもない、早くしないと間に合わないと探す話。人間も人生の節目節目で色々なことに悩み、今より良い環境・人があるのではないかと右往左往し続けるよなーなんて思いながら読みました。最後のほうの「きっといいことありますように みんなにすこしずつありますように」っていう一文からそう感じた。締めの一文大事だね。

ことりとねこのものがたり/金の星社
画像がないのがなんともいやはやですが、人に誇示するために何かをするのでなく、人のために何ができるかが大事、という話だと思います、はい。ご夫婦で作られた絵本のようです。
ねこのシェリー (ciel books)/長崎出版

駆け落ちにゃんこ物語とでも言ったらよいでしょうか!?(そうじゃないという声があったらごめんなさい・・・。) 飼い猫暮らしを捨てて、野良猫になったお嬢猫のおはなしという感じでした。

誰が言ったか忘れましたが、結婚は安穏とした環境を捨てることで、親への最大の裏切りだそうです。野良猫と家猫の違いがはっきりしている、猫だからこ描ける物語ですね。

今回はこんな感じのラインナップ!猫の絵本ってやっぱり多いですね。これからも楽しみです。ではでは。