なんとなくtwitterを眺めていたら・・・
「トークショー、「絵本が熱かったころ『月刊絵本』の時代」。、トムズボックスの土井章史さんも出演!!」という趣旨の文言を見つけて、急きょ参加することにしました。
前回の記事(あとさき塾、返却ワークショップに行きました。
)にある通り、土井章史さんは小野明さんと共にあとさき塾を主催されている方です。どんなことをしゃべる方なのか興味があり、行ってみました。
月刊絵本で猫の絵本特集をやったこともあるらしい(※写真の左にご注目)
今回のトークショーは絵本作家の故・三井小夜子さんの遺作原画展の開催を記念したイベントのようで、三井さんがデビューした「月刊絵本」(※70年代の雑誌)という雑誌の関係者が当時を振り返るような内容でした。
とりあえず、土井さんは長新太さんという、絵本作家がとても好きなことが伝わってきました(笑)トムズ・ボックスで現在展示もやられているみたいですね。
今でこそ講談社や日産の絵本公募大賞などありますが、当時は、そういったものはなく、月刊絵本で賞をとってデビューするのが美大生にとってはとても魅力的だったそうです。
出演者それぞれの好きな絵本紹介の時間もあり、まだ読んだことのない絵本もあったので、これを機会に読んでみようかなーと思いました。人からももっと絵本読めと言われるので、こっそり研究しようと思います・・・。
出演者の方で「ちいさいおうち」が好きという方がいらっしゃっいました。可愛い絵がらでありつつも、さりげなく環境問題的なことをテーマに入れていて、私も好きな絵本です。
- ちいさいおうち (岩波の子どもの本)/岩波書店
- ↑私も好きですよっと。
- トークイベントのあとに三井さんの遺作原画展に立ち寄りました。恥ずかしながら、三井さんの作品はまったく知らなかったのですが、柔らかい曲線と優しい絵柄でとても気に入ってしまいました。トークショーでも生前、とても癒し系なお人柄だったと伺っていましたが、絵に人柄がよく表れているように感じました。
いい雰囲気
そして、三井さんの「ねこのさいふ」という作品が販売されていたので、購入しました。私が今使っている財布も猫がついています。
絵が魅力的で、帰りの電車で何回も読み返しました。空想の世界もありながら、現実感がしっかり出ていると感じました。私の絵は、うまく描けない部分を誤魔化して描いているときがあるので、もっとよく物を見て、描かないといけないんだろうなーと思いました。
ストーリーも魅力的でした。(※ここから先ちょっとネタバレです)あれもこれもと欲しがる坊やがいて、全部買おうとすると、財布の猫が手をひっかいて、結局、ほしいものを1つだけを買うっていう話です。自分にとって大切なものは一つしか選べなくて、あれもこれもじゃ結局だめだよ、ということ。
私は割と気が多くて、あれもこれもやろうとなって手一杯になってしまうことがよくあるので、気をつけないとそのうち財布の猫に手をひっかかれてしまうかも!おーこわこわ、気をつけなければ、と思いました。皆さまもお気をつけて!ちなみに原画展は6日までですー。でわでわ。