以前、姉川書店さんで、本を買ったときに、佐野洋子展の割引チケットを頂いて、そういえば、まだ行っていなかったと思い、神奈川近代文学館に行ってみました。
↓の記事に書いておいたのです。
看板
「百万回生きた猫」の、デジタルリマスター版は今回の展示が初お披露目だそうです。
「百万回生きた猫」の原画はカラーインクという経年劣化しやすい画材で描かれていて、当初の原画とかなり色が変わってしまっているため、劣化の少なかった他の挿絵の色彩を参考に今回、色を付け直したんだそうです。
改めてみると、猫の登場する著作の多いこと!でも、ご本人は当初は猫がそれほど好きではなく、息子さんが飼いたがって、渋々・・・という感じだったようです。(息子が知人の猫を可愛がっているのを見て、自分の知らない愛を知っていることに嫉妬した、んだそうです。)
元夫の谷川俊太郎さんとの対談の映像も流れていましたが、ものすごく面白かったです(笑)
晩年は韓流ドラマ「冬のソナタ」にはまっていて、人物相関図を自分で書いていらっしゃったそうで、雲の上の人のようでも、うちの親と一緒だな、と思って親近感を感じました。
クイズを解きながら観ると、ポストカード2枚がもらえますし、展示物を真剣に読むので、大人の方にもおすすめです。
そのあと、目と鼻の先にある「大佛次郎記念館」に行きました。
大佛次郎氏も猫がとても好きな作家さんで、猫の絵本「スイッチョねこ」でも有名です。
- スイッチョねこ (フレーベルのえほん 7)/フレーベル館
- 閲覧室で読めますよ。販売もしています。
自宅に猫を何匹も飼っていて、障子が猫でびりびりになっている写真とか飾ってありました。記念館に保管(※展示、ではないです。)されている猫グッズは300点にものぼるそう。
歌舞伎・バレエにも造詣が深かったそうです。
記念館のお隣に「霧笛」という喫茶店があるので、入ってみました。
ドアに猫飾り
佐野洋子展と大佛次郎記念館を見て帰ろうとしていたつもりが・・・
ということなので、急きょ猫の美術館にも行ってみました。
民家のような佇まい
こちらの美術館は、個人の方が集めた猫グッズ・絵画を公開している感じでした。(※一部販売もしています。)土日・祝日のみ開館しています。私も結構、猫グッズはたくさん集めてますが、所狭しと並ぶ猫グッズにびっくり。どんなことでも突き抜けないと!!
大佛次郎記念館、佐野洋子展の会場がたまたま近く、猫の美術館まで見つけるとは・・・!!今日もなんだか思いがけず猫にお招きされてしまったようです。ではでは今回はこのへんで。