ちぃちゃん、次の仕事を決めずに会社を辞めたとのこと。
冬の間はゆっくり休んで、春から働くつもりなのだそうな。
―――普通、ウチらの年齢(40代独女)なら次の仕事を決めてから辞めるだろうに何やってんだ
後輩から「マユコさん、何か聞いてないですか?」と問い合わせが殺到しましたが、もし本人から辞める前に話があったら全力で止めてるって
また、彼女から全社員宛てに一斉送信された退職のご挨拶メールに「これ以上のご期待には沿えずここを去ることを選びました」という文があり、かなり追い詰められていたのが分かりました。
ここ最近のちぃちゃんは更年期障害なのか気象病なのか、気圧が下がると体の調子がすごく悪くなるらしく、そのたびに当日急に休むことが増えていました。
ちなみに最終出勤日の1日前も同様に休んでいたとのこと。
おそらく、うつ病寸前というか、既にそうなっていたのかもしれません。
彼女の勤続期間は派遣社員時代を含め、4年8か月。
私も前職までは、1社につきだいたい勤続5年程度で辞めてきました。
現在いる会社は入社して12年目です。
勤続5年では見えなかったものが、さすがに10年をすぎると見えてくるもの、分かってくるものが沢山出てきました。
私はそれを同じ歳のちぃちゃんと共有し、同時期に定年退職したかった。
万が一私が入院したり入籍するようなことがあったり、逆に私が先に中途で退職するようなことがあったら彼女に手続きしてもらいたかった。
しかし彼女はもう会社にはいません。
私と彼女は別の人間どうし。別々の人生を歩むことになりました。
ちぃちゃんの“追い詰められた”感満載の退職のご挨拶メールを見るに、本人が心身共に参ってしまったのもあるけど、同時に何者かにそう仕向けられたような感があるようにも読めました。
春までは彼女の後任は無しでいくらしいのですが、おそらく4月に誰かがそのポジションに入ることになります。
それが何者かによって、ちぃちゃんが自主的に辞めたのか、辞めさせられたのかが分かるでしょう。
派遣社員や出向社員なら自主的に退職。
他部署に在籍していてその仕事を熱望していた者なら、彼女は辞めさせられたことになります。
それによっては、私も今まで以上に周りの空気を読みながら会社で仕事せねばなりません。
私はちぃちゃんと違い、最後まで勤め上げてみせます。