もっともっと観ておけばよかった『キャッツ』。
思い返しつつ、ちまちま書き続けます。

初めて訪れたキャッツ・シアター。
五反田駅から何となく一緒になった方々も写っています。
道々に「キャッツ・シアターすぐそこ」「猫の店」「四季養生堂」などなど。
いよいよです!






25周年を迎え、じきに千秋楽。
僕は今回が最初で最後……。








ドアの左脇にあった本日のキャスト表。
………。
劇団四季は『オペラ座の怪人』2回、
『ライオンキング』1回しか観たことがありません。
きっと観たことのある方が
何人も出演しているはずなんですが……。
韓国、中国の方が活躍していますね。



予想以上に小さかった外観さながら、
ロビー内はあっという間にごった返し始めます。
四方の壁に猫たちの写真としっぽが。かわいいですね。
照明がほんのり暗めだったのでほとんどピンボケ。
ならばとお客さんの頭を避けつつ
動画モードで四方を撮りまくり……何をしに来たんですか??



円形の場内、放射状に配置された座席。
そして、舞台と壁面にゴミ、ゴミ、ゴミの山!
大都会の片隅のゴミ捨て場が舞台なんですね。
ありとあらゆるゴミの中から、
3つほど面白いものを見付けました。
・「たまごっち」ならぬ「エンジェルごっち」
・往年の液晶ゲーム機「パイプライン」みたいなやつ
・初代プレイステーションのコントローラー
しかもすべて巨大! 実物の倍以上の大きさです。
……なんでゲーム機ばかりに目が行くのだ。

『ミス・サイゴン』の予習で失敗したのにも懲りず、
今回も余計な真似をしてきました。
某図書館で「劇団四季オリジナル・キャスト版」を借り、
発表会のお手伝いの曲とともに毎日聴いていました。お風呂で。
「あ、コレはまだ聴かない方がいいぞ」と
感じた曲だけ飛ばしつつ……。
寸止め予習、大正解です。
曲順が頭に入っていると、
シーンがどんな風に再現されるのか期待しつつ、
現在ではどんな風に歌われているのか冷静に聴けるんです。
そして、舞台ならではのマジックで
拙い想像を心地良く裏切られた時の嬉しさといったら。

例えば、A席とはいえ通路の側の席だったから、
スロープをにゃーっっと滑り降りたり
客席の方にうろうろしたりする猫たちがつぶさに見えたとか。単純。
後ろの列の女性が、猫にじーっっと凝視されて照れていました。
しかし、そんなことはもちろんおまけ。
最大の魅力は、次々に繰り広げられる
歌と踊りが一体となった圧涛Iなパフォーマンスの数々。
20匹以上が動きを揃えるシーンの迫力。
キャラクターごとに1、2匹で踊るシーンの冴え。
おかしく、哀しく、優しく、恐ろしい個性豊かな楽曲たち。
物語が特に際立つ作品ではないので、
それ以外の部分を存分に楽しむことができます。

第一幕
・オーヴァーチュア
光り出す猫の目、回り出すゴミの山に鳥肌。
そしてタントミールが妖しく踊る姿に鳥肌。
みんなが次々に登場するんだろうとは思っていましたが、
こんなことになっているとは。
素晴らしいオープニングです。

・ジェリクルソング
一人ずつ交代で歌い継ぐ冒頭で、
「あっ、ラム・タム・タガーが……」と思ってしまいましたが……。
「天使に届くメサイヤ ハレルヤ アンジェリカル・クワイヤー」。 
まさかここで天空から巨大な靴が降ってくるなんて。
ここはゴミ捨て場なのだと一瞬引き戻されます。
気を取り直したように再開してからは、
どんどん高まり行く歌の迫力が心地良くて。

・ネーミング オブ キャッツ#Lの名
ナマの群唱。久しぶり。
たっぷり間を取って大切な言葉を伝えようとしているのではないでしょうか。
初演の「唯一のその名を」が好きだったのでちょっと残念?

・ジェニエニドッツ≠ィばさん猫
冷蔵庫みたいなものから灰色の毛皮で出てきてとりあえずびっくり。
「ハイ、ハイ、ハーッ!!!」って叫びまくってましたね。
ゴキブリがタップを踊るな?とは思っていましたが、
ラインダンスみたいにぐるぐる回るなんて、面白すぎます。      

・ラム・タム・タガー≠ツっぱり猫
初演は山口祐一郎さん。その抑揚、色気にはすさまじいものがッッ!!
本人は演じあぐねていたという声もあるようですが、比べるのは酷かもしれません。
しっぽを手でつかんで振り回しながら歌えば、
ロックスターさながら、周囲でメス猫たちが「あぁ~ん」と悩ましい声を上げるという……。
小学生くらいの女の子をステージに引っ張り込み、
眼鏡を取って遊んだりしてました(ちゃんと返して、送り返しました)。
「ごむ~」と歌わなくても「あぁ~ん」が始まるというお笑いもいいですね。   

・グリザベラ¥ゥ婦猫
何がびっくりって、「近寄んな!」「こっち来んな!」
みたいに、みんながあからさまに嫌ってるところが。
「シャーッ!」って威嚇してるやつもいるし。
ずだぼろの姿で悲しげにうつむいて歩くさまが何とも哀れ。
先程の能天気で明るいムードが一瞬で凍り付きました。
メイクがはっきりとは見えず、唯一耳がないので、
落ちぶれた人間の末路を見ているようでつらいです。
一応オペラグラスは持参しましたが、
興奮を妨げそうなので使いませんでした。
隣席の女性2人連れはリピーターさんのようで、
ここぞとオペラグラスを当てていましたね。
これまた、初演の久野綾希子さんが圧涛Iだったので
比べるのも能がないかと。

・バストファージョーンズ¢蜷l物?
またもや明るいナンバーが。
スプーンをステッキ(?)代わりに飾り立てた政治好きメタボ成金猫。
「まずいもん食わされた日にはやってられんわい」と明るい俗っぽさが。
なぜかみんなには一目置かれているのがおかしい。
自称権力者の姿と、それに周りがどうへつらうか
という皮肉の視線が感じられました。
今日は「政治改革」でした。初演は「行政改革」。
「規制緩和」「デフレ克服」など、時代とともにうつろうようで。

マキャヴィティの影が。わっはっはっはっ。

・マンゴジェリーとランペルティーザ¥ャ泥棒
妖しく暗いサックスの音色がコミカルに響きます。
息もぴったり男女の泥棒コンビ、根っから盗みが大好きで
何食わぬ顔でおまわりさんとおしゃべりを楽しむ……。
2匹がいかにも楽しげで観ているとうきうき。
いつか大失敗しそうだと思っていたんですが、
パトカー(?)出現のピンチに周りの猫たちがかばっていたような気が。
義賊とは程遠いのに。

・デュトロノミー£キ老猫
威厳のある長老というより、仙人に近い風体。
マンカストラップの歌声が優しくて好きです。
「幸せ 彼とともに生きる喜び 皆の祈り集める
彼こそはオールド・デュトロノミー」。
こんな風に歌われるようになるまで、
彼が乗り越えてきたものを考えると複雑ですね。
この曲には「長老がそんなことでいいのぉ?」と
不可思議なところがありましたが、ある本を読んで疑問が氷解しました。
元々は、本当に夢見心地のおじいさん猫の姿だったんですね。 

またマキャヴィティの影が。わっはっはっはっ。ひえー……。

・ジェリクル舞踏会
静から動への変化が大きい、第一幕一番の見せ場……だったような気が。
冒頭、ヴィクトリアが1匹で踊る純白の姿が印象的でしたが、
それ以外みんなでどんな踊りをしていたのか全く思い出せません。
ボンゴのような打楽器の音まで入っていたのが意外です。
「ジェリクル・キャッツは黒と白」というのがやっぱりよくわかりません。
「だったら3匹くらいになっちゃうんじゃない??」と下世話な思いにとらわれてしまって。
オーバーチュアのラストと同様の曲の盛り上がり。興奮です!

・メモリー
興奮がまたもや一瞬でかき消されますよ。
「美しく去った過ぎし日を思う 忘れない その幸せの日々 思い出よ 還れ」。 
とらわれる思い出があるのもまた幸せなのだとは思いますが。
この曲の切ない響きはつらいですね。

リピーターさんたち、特に女性がトイレに殺到します!!
あっという間に行列ができました。狭いロビーは人の波、波。

第二幕
・幸せの姿

デュトロノミー、チェ・ソンジェさんの朗々たるバリトンが明瞭に響き渡ります。
この歌声、また聴きたいです!
『昔は良かった』だけではなく、
何がどう幸せだったのかを心に問いかけることが大切と言っているのでしょうか。
全くもって耳が痛いです。

・ガス′?場猫
これまた「昔は良かった」の代表格。
お風呂で聴きながら泣きました。この曲。
妄想ってのは恐ろしいですね。
安酒場でおごられるままいい気になって、
かつての栄光の片鱗を「お望みならば見せようか 見せようか 見せようか……」と
ふらふら言って回っているのかと思っていました。
そしたら、ジェリーロラムという優しい猫に
かいがいしくされてて何だかほんのり幸せそうで、ほっとしちゃいました。
バストファージョーンズの時とは違う優しくほろ苦い歌声。
鍛え上げた歌ってのは、本当に。

・グロールタイガー♀C賊猫の最後
この曲は「シャム猫に片耳をちぎられた」ところまでしか聴きませんでした。
オリジナル・キャスト版では「最后」といかにも死んじゃいそうだったので。
ことあるごとに子分にヒジテツを食らわせているのがおかしい。
いや、まさか……女にだまされてコロッといっちゃったとは……。
「ミ・アモ~レッッ」って。男の悲しさですかね。
どうせグリドルボーンって、シャム猫のギルバートと通じてたわけでしょう?
「手引きしてくれたら弾むからさ」とか何とか。
しびれきったグロールタイガーのめろめろ加減が
歌声によく出ていて、逆にかわいそうでした。
グリドルボーンと「あぁこのときめきは2人だけのもの 2人だけのもの」なんて……。
シャム猫軍団との大立ち回りにも悲しさが。
囲まれてぐっさりやられちゃった後にも
よろよろとへさきまでたどり着き、
豪快に笑いながら自ら身を投じる姿はさすがでした。
ギルバート、もっとヌンチャクを使えば良かったのに。……難しい? 

・スキンブルシャンクス%S道猫
心が弾む、底抜けに明るく楽しい曲。手拍子、手拍子!
でも、決まり事があるみたいですね。
「同じリズムだけどここでは手拍子しない」とか。
でっかい「やくざな奴」が途端に愛想笑い。
マンカストラップがやってるのが笑えます。
みんなで蒸気機関車を形作る瞬間、これぞ舞台!!と興奮。
わあ、やかんから蒸気が!
他にも、みんなで一列になって機関車ごっこをしてたような気がします。 
車掌の後ろをくっついて歩く猫……。名物猫さんですね。

マキャヴィティの影が、またしても……! 

・マキャヴィティ#ニ罪王
2匹のセクシーな猫が歌い継ぐ犯罪王の伝説。
部分的に英語がそのまま残っている珍しい歌です。
確かに「マキャヴィティ、もういない!」じゃ締まりませんかね。
暗く妖しいジャズナンバー。『ピンクパンサーのテーマ』みたい……?
そしてとうとう現れたマキャヴィティ。
写真では仮面、マント、黒・白・赤の色づかいと
まるでオペラ座の怪人みたいなんですが、
なにやらもじゃもじゃな感じ。
そして、そして……犯罪王というより、格闘王じゃん!!
先程とは全く違う下卑た笑い声を上げながら、
次から次へと面白いように猫たちを手ごめに。
あのでっかいマンカストラップが、一撃でダウン(?)
僕が座っていたのは下手通路から3つ目のA席だったので、
長老デュトロノミーをかっさらって凄い勢いで走って来るのが間近に見て取れました。
でもさ。彼、何がしたかったんでしょう?
身代金を要求しても虚しい感じがしますし。「俺様を天上に導け!」でしょうか?

・ミストフェリーズ<}ジック猫   
すごい。手品よりすごい、手品みたいな身のこなし。バレリーナ!
例の大回転がいつ出るのかもう出るのかと、下らんことばかり気にしてしまって。
あ、脚を伸ばしたまま回っている! 予想外だ……。人によって違うんですね。
割と一人でいることが多いように見えたミストフェリーズ、
彼を頼ろうとべたぼめしてくれるのが、
あまのじゃくの一人もの、ラム・タム・タガーだというのが面白いですね。
2匹で手を打ち合ったりして、ほほ笑ましい。
……言わずもがななんですが、
ラム・タム・タガーの歌声が際立つナンバーだということもあり、
山口さんの素晴らしさを痛感します。もう20年以上前なんですね。
ここでも手拍子、手拍子。
そして……やっぱりそうかと思いましたが、
探すっていうか、手品で出すのね! 長老を!
マキャヴィティは一瞬ぽかんとした後、怒り狂ったことでしょう。
目の前から消えてなくなったかもしれませんから……。

・メモリー・天上への旅
初々しいシラバブに導かれるように。声が重なるように。
きっとそうだと思っていましたが、やはり天上に昇るのはグリザベラ!
あれだけ毛嫌いしていたみんなが、歌声に打たれたように
代わる代わる彼女の手を取りデュトロノミーへと導くさま。
神々しいミストフェリーズのナンバーに合わせて
みんなが「昇れ天上へ 光浴びて行くのだ」。
徐々に高まる歌声、本当に高まりゆく2匹。
そして、光を中心に全員が放射状に立ち並び歌うさまは。
涙、涙。圧涛Iな力に打たれる幸せを噛み締めました。

・猫からのごあいさつ
物語を締めくくるデュトロノミーの朗々たる歌声。      
自分と違う個性を認めること。常に敬意を持って接すること。
素晴らしい。
バリトンでもないし声量も全く足りませんが、
次回の発表会はコレに決まり! 
……本当は全員勢揃いでコーラスする、鳥肌モノのラストなんですが……。

そしてカーテンコールはさまざま曲のつるべ打ち。みんなでにこにこ手拍子。
猫たちが客席に下りてきて通路際のお客さんに握手を。
僕も手を伸ばしました。白黒の誰かさん、握手!!!
ううむ。個々に歌われていない猫がわからなかったので残念。
ランパスキャットかな??

興奮冷めやらずなかなか手拍子をやめないお客さん。
ラム・タム・タガーが出てきて、しっぽをぶんぶん回します。
合わせて手拍子!!
はあ……やっぱりもう一度観たかった……。
千秋楽後、四季版のDVDが出るのではとにらんでいます。
そういえば、観る前に公式ホームページの謝りを発見しました。
たった1文字、変換ミス程度。
ただし、意味が通るだけに大変な意味違いになってしまうので
メールで優しく意見したところ、即日お返事が来て修正されていました。
心優しいリピーターの方々は、ご愛嬌と思われていたのかもしれませんね。
そんなことで魅力が損なわれるような作品ではないのです。

さてさて、
ほとんど忘備録がわりにつらつら書きましたが、
「ハコのなかのヨロコビ」はこの記事が最後となります。
開設してから約3年5カ月経ち、
残り容量が3%を切ってしまいました。
じきにお引っ越しをしますので、
引き続きどうぞよろしくお願い致します。
どうもありがとうございました!



昨日のこと。
劇団四季ミュージカル『キャッツ』を観てきました。
最初で最後です。

オーヴァーチュアの最後、
タントミールがUFOにさらわれ……もとい、
光に向かってゆるやかに手を、
全身を差し伸べる蠱惑的な姿に思わず鳥肌が! 
ヒー! すすすすごいことになってます!!






「まだ終わらないのぉー!?」とパパさんにごねる
お子さんのそばで、
おじさんは子ども以上にはしゃぎましたよ!
楽しい! 面白い! たまらない!
見て興奮、聴いて興奮、そして最後は心地良い涙。
もっともっと、観ておけば良かった……!
いや、1回でも観られて幸せと思うべきですね。

物語らしい物語があるわけではないので、
次々に登場する猫たちの個性を楽しむ。
大鰍ゥりな仕鰍ッや心弾む曲と踊りを楽しむ。
それはもう、楽しくて仕方ありません。
しかし、その根底にあるものに、いたく惹かれました。

世話好き、あまのじゃく、権力者、小悪党。
皆に慕われる者から皆に侮蔑される者、
車掌に手品師、犯罪王……。
「みんなちがって、みんないい」。
ほぼすべての曲が猫たちの紹介なので、
これは鈍感な僕でもすぐにわかります。
『猫からのごあいさつ』を聴いて思ったのは、
「その気持ちを常に忘れないように。
どんなものに向き合う時も、敬意を忘れないように」。
きっとまたすぐに忘れてしまうけれど、
思い出す手がかりがひとつできました。

2階席にはまだ空席があったような気がしますが……。
予約開始初日にはすでにS席が取れなかったくらいです。
「話のタネに」でも、ぜひ。きっと楽しいですよ!!
後日しつこく書き続ける予定です。
「ハコのなかのヨロコビ」はそこまでかも??



昨日のこと。
お花見のみなさんをよそに出勤。
軽めに済ませた後、日本橋三越へ。
「第64回 春の院展」が目当てだったのですが、
「三越伊勢丹ホールディングス大誕生祭」という
イベントを開催していました。

「ザ・ジェイド」の皆さんです。
「オペラ・スター4人衆、
J-POPを歌ってオペラの垣根を下げる」
というコンセプトだそうです。
テノールとバリトン各2人。
全く違う個性のハーモニーが心地良いです。


ファーストアルバムが直に発売されるといいます。
この日ご披露なさったのは、
「祈り」(『ユー・レイズ・ミー・アップ』)
「みんなのものだよ」(オリジナル)
「夜空のムコウ」(有名なアレ)
「手紙」(オリジナル)
の4曲。
朗々たる「夜空のムコウ」も面白かったですが、
歌い上げるオリジナル曲、
特に「みんなのものだよ」がしみました。
人間は地球のほんの一部分。
誰かが何かをどうこうしようなど、長い目で見れば愚の骨頂。
そう見られなくなってしまった哀しさよ。
某国のミサイルは、打ち上げ失敗に終わったようですね。
某白馬に乗った方に、一日も早く気付きが訪れますように。




その後、催物会場での院展へ。初めてです。
「入場無料」にひかれてしまいまして。

速水敬一郎「源(げん)」:水底にも森林にも見える澄んだ色
牧野環「雨後晴の道」:轍の美しさ。
あともうひとつ……もはやタイトルも作者もわかりません。
環に乗る少女のおぼろげな姿が印象的だったのですが。
「無鑑査」という作品も見受けられましたが、
どういう経緯で展示に至ったのか、
そればかり気になってしまいました。
合計約2時間。すさまじいコストパフォーマンス。違うか。


久々にU社の試写会。定時に退けて厚生年金会館に急ぎます。
いや、そのために数日よく頑張った。うん。

17時半に着いたらもう長蛇の列。
オスカーレースもぶっちぎりでしたし、
人々の期待も大きいのでしょうね。
株価には期待できませんが。

静と動、緊張と興奮が次々に迫ります。
「信ずれば通ず」「信じて動けば夢はかなう」。
全くもって、自分に欠けているものが
大活躍するさまを痛いほど見せ付けられました。
スバラシイ!!!
 公開は18日土曜日から。ぜひ!!!



よくできた話と言ってしまえばそれまでですが、
そう言ってしまうにはもったいないものがぎっしり。
全く人生ってやつは……。
薄めの人生を送っている自分でも、
そんな風に天を仰ぎたくなってしまいます。ちょっとだけ。
意思の力がすべてを生む。そうですよね。

素晴らしいはずの余韻を台無しにしてくれたのが、例のアレ。
ケータイ。
今年に入ってから、『非夢』以外何かしらケータイに邪魔されています。
今日は老女2人組。
よりにもよって物語が最高潮の高まりを見せた瞬間、
一番いいシーンに差しかかった瞬間、
左隣2つ目の席で高らかに鳴りました。
バイブにもできないんですかね。お気の毒に。
一瞬思いましたね。とっとと(以下略)。

はあ……。
こんなささいなことで台無しになる余韻なんて、
大したものじゃないなあ……。
こんな時も、すべては意思の力。がっくり。
3月ももうおしまい。早いものですね。
会社にひとり残っております。
不惑間近で初体験。
ビューラーとマスカラを使ってみました。

というか、後輩Aさんにやられたんですが。

うーむ。
まつげが、鼻毛みたいになりますね!!

女性はいつもあんなことをやっているのか。
時間がない時に、大変だ……。
ちっとも不自然ではないので
そのまま帰るように言われました。

長い。きれい。うらやましい。
……と褒められても、困るぞ。Aさん。
前勤務先の同期のパパさんは
こんな長さじゃないぞ。見せたいくらいだ。


来たっ! ヨナ様! 初優勝!!
やっぱりすごいヨナ~!!!

冒頭の3回転3回転が決まった瞬間、
歯ブラシを加えたまま無言でバンザイ。
後は拍手、拍手。
昨日のSPが自己の持つ世界記録を更新するという
恐ろしい出来だっただけに、
フリーは不安でした。こてっといかないかと……。
ジャンプひとつ分すっぽ抜けましたが、
それ以外は完璧だったのでは。
フリーも1位でトータル207.71点!? 
恐れ入りました! 

国歌演奏に聴き入るヨナ様。
顔がゆがみ、こらえきれずに涙を流す様子に、
釣られてしまいました。ぐう。
母国開催ながら錦を飾れなかった、
先のグランプリファイナルのことを
考えていたのではないかと勝手に思い込んでしまいました。
ようやく報われたね。良かったね。

どんな世界でも勝負は勝負。
練習したことを本番で出し切ることがいかに難しいか、
いつも思い知らされます。
直前までカチコチだったのに本番が一番良かったり、
直前まで余裕だったのに本番で失速したり……。
特に今回は、ヨナ様の直後、5番滑走だった
コストナーが気の毒でした。
きっと、これをばねに立ち上がるでしょう。

バンクーバーオリンピックまであと1年足らず。
男子3枠は恐らく順当でしょうが、
女子3枠争いが恐ろしく楽しみ。
中野選手、鈴木選手、がんばって!

昨日のこと。
朝日新聞招待券シリーズ。
……のはずだったんですが、
「六本木アートナイト」なるイベントが
開催されていると知り、
ついでにちょっとだけお邪魔してきました。

自分の方向音痴ぶりには途方にくれますよ。
「没後50年 横山大観――新たなる伝説へ」以来の国立新美術館。











現代アート、さっぱりわかりません!!
古い茶箪笥の中にナフタリン製の歯ブラシやバレエシューズ、時計などが照らされている作品が、
面白いといえば面白かったですが……。
左下の作品群、柱に斜めの溝を掘り、
水をためてあるものがあったんですが、水面にホコリが!! アーティストの意図なわけがないですよね。
ちょっとした眺めだったはずなのに残念。
約35分であっという間に退散。何も残りません!
この日は観覧無料だったので……。


立ち見です。
バリトンサックスとアコーディオンの即興演奏なんて初めて。
ジャズはこれまた門外漢なので、
どこにうまみが隠されているのかわからず、
ただただその場で生まれる音楽の妙を楽しんでいました。
特に、本来の使用法以外で音を出す鰍ッ合いが楽しかったです。
アコーディオン全体を細かく振動させる、蛇腹を上から叩く、
鍵盤を爪で弾く、サックスのマウスピースを外して吹く、
マウスピースだけで吹く、マウスピースでサックスを叩く、
パイプを加える真似をする(笑)……。
アコーディオンの佐藤さんは右手で口を叩いて
ャ刀Aャ唐ニ鼓みたいな音を立てる始末。おかしい。どんなものでも、表現は自由ですね。

都合4曲。お互い探り探り、「よし、終わらせよう」みたいな
雰囲気になる瞬間がとても良かったです。

しかし、「アーティスト・ファイル2009」にどんなインスパイアを受けたのか、
さっぱりわかりません!


これが朝日新聞招待券シリーズ。ルーヴルの8部門中7部門が連携するという珍しい試みだそうです。なるほど、彫刻、絵画、タピスリー、装飾品までぎっしり。
しかし……いかんせんテーマがテーマだけに、
あまり思い入れがわきません!








18~21時入場者に絵葉書のプレゼント。
絵柄は選べません。選ばせてください。
絵葉書を手に美術館を回ったのは初めてです。
「あ、さすがに印刷だと限界がある」と
並べて比べてどうする!







一番かわいかったのがこの2点。
台車の上のイノシシとライオン。
展示は別々のガラスケース内に。
何とも愛嬌のある姿です。子どものおもちゃだったんでしょうね。
でも、どうして台車の上?


美術館を後にしたのは20時半。
ミッドタウン周辺は陳列してあるオブジェに携帯カメラを
構える人々が大勢。
はあ。帰ってK-1見ながらお菓子食べよ。
「六本木アートナイト」、本日18時までの開催です……。



おめでとう3枠! 
小塚選手6位+殿(だから誰もそう呼ばないって)7位=13位と、
ギリギリセーフだったそうですね!

SPはまだ見ておらず、
フリーは昨日中華屋のテレビで
無良選手と殿の演技だけ見ました。
無良のトリプルアクセル、
余裕を持って降りて来られる回転のキレでしたね。
殿はせっかく4回転を成功させたのに、
嬉しくて(?)3連続を余計にやってしまうというミス。
解説・本田さんのコメントが中華屋で静かに響いていました。

四大陸選手権で圧涛Iだったパトリック・チャン選手に
期待していたのですが、どうやら残念な結果だったようで。
技術面の細かい話が全くわからないド素人にとっては、
「見ていて心地良い」のが一番嬉しいんです。

女子もまとめて見ることになりそう……。
「見ていて心地良い」筆頭・あの方の演技を
楽しみにしています!
優勝決定戦は5度目の日韓戦だったそうですね。
最後の1時間だけ、社長室のテレビが解禁になりました。
僕は社用で外出していたのですが、
「あぁ~」という嘆きや
「うぉおおお!!」という歓声&地響きが
社長室に満ちていたとか。
ちょうど最後の2球だけお邪魔したら、
三振の瞬間、真っ先に社長がバンザイを。

どうだろう??

下のフロアにはたまに酒盛りの声が聴こえる
ちょっとガテン系の企業が。
今日に限ってひっそりしていました。
女性記者Iさんが言うには
総出でどこかに観戦に行ったのではないかと。

そうだろう。

JRのホームでワンセグる(?)女性2人、
「イチロー、スゴイ!カッコイイ!」と大盛り上がり。
なるほど、大舞台の勝負所できっちりと仕事をこなすさまは、
確かにカッコイイですね。見ていませんでしたが……。
教わってお芝居を観るようになってしばらく。
観散らかしていますし、観る力は全く育っていません。
なのに、何度か通ったハコがなくなってしまうというのは、
やはり寂しいものですね。
21日土曜日、
お別れ公演「さよならシアタートップス 最後の文化祭」を
観てきました。

記念パンフの表紙です。
ウマイ!
24年もの歴史がここに。
僕が触れられたのはほんの一部ですが。








東京サンシャインボーイズはチケット入手困難と見切り、
選んだのは3つの劇団が各30分の公演を行う
短編オムニバス公演。







開演前、ちょっとしんみりしていたら、
鈴木聡さんと福島三郎さんの声が!
声を揃えて開演前の注意事項を読み上げているんですが、
2人とも、笑っちゃってるんですよ!
おかしいのをいかにもこらえてるようでおかしい。
ある意味ぜいたくな顔合わせです。

「なくならないでほしい!!」
「いつかはなくなるけれど、気持ちはなくならない。
その気持ちといつか再会できる」。
「なくなった後、本当の評価が問われるのかもしれない」。
うーん。3つの作品の声はこんな感じでしょうか?
泪目銀座「中村トーイズ」の夢のある温かさ、
ラッパ屋「村田さん」のしみじみと広がる温かさが、
とても、とても心地良かったです!!
当然のことながら客席も思い入れのある方が多く、
みなさんとてもいい顔で劇場を後にしていたようです。

今までお世話さまでした。
シアタートップス、どうもありがとう!
王子シアタートップスが本当にできたらいいのにね。