気がつけばゴールデンウィーク突入。
早いですね。
緑が綺麗。
美しかったです。
先日、少し書きましたが、
私が17歳の頃に、
カネボウヒューマンスペシャル、
ダイアリーという作品をやらせていただきました。
原作者は板見陽子さん。
小さい頃の高熱が原因で、
両手両足に麻痺があり、
色々な試練を乗り越え、
高校に入学するまでのお話でした。
季節を追って、長い時間をかけての撮影。
今でも思い出がたくさんあります。
熊本が舞台だったので、
何度もロケに行きました。
撮影後に、
板見さんと初めてお会いして…
その後もずっと連絡を取り合っていました。
ずいぶん前になりますが、
こちらに来られた時には、
何度かお会いして。
私のミスで、
帰りの熊本行きの飛行機に、
乗り遅れたことも😩
でもここ最近は、
年賀状のやり取りになってしまっていて。
今年の年賀状は、
本当の意味での自立です!
と、引越しのお知らせとともに、
力強いメッセージがありました。
地震のあと、
陽子さんの携帯に電話をしたら、
お母様が出られて…。
三月に急逝されたとのことでした。
あまりのことに驚いて、
しばらく声が出ませんでした。
まだ連絡もできないままで、
驚かせてしまってごめんなさいと。
色々なお話をしながら、
お母様と涙の電話になりました。
突然のことで、
私も混乱してしまい、
その時は電話を切り上げたのですが、
改めて本震のあと、
また連絡させていただき、
ご無事とのこと。
陽子さんのこと、
ブログにも書かせていただいてもいいですか?
とご相談したところ、
是非とのお話でした。
引越し先は益城町。
もし地震に遭っていたら…
とも思います、と。
葬儀には、
私との写真を、飾ってくれたそうです。
明るくて、元気で、
自分の障害を乗り越えながら、
いつも前向きだった陽子さん。
長い長い車いすでの毎日の生活は、
陽子さんも、そしてご家族も、
私の想像をはるかに超えた、
大変な日々だったと思います。
30年近く経ったいまでも、
ダイアリーを覚えて下さっている方がいます。
ありがたく、受け止めさせていただいています!
陽子さんの役をやらせてもらったこと。
素敵な作品に出会えたこと。
本当に感謝しています。
陽子さんありがとう。
どうか安らかに。
ゆっくりゆっくり、休んでください。
でも、陽子さんのことだから、
天国でも忙しくしてるかな?
また!