サンフランシスコに住む作曲家、ピアニスト、教育者のMAYUMI こと柳 真由美 です。
自分のアルバム(http://itunes.apple.com/jp/artist/mayumi/id6073758
) を制作したり、コンサートで演奏したりしながら、音楽学校、プライベート、リトミック教室等で20年以上に亘りアメリカでの音楽教育に携わってきました。
そして、児童がワクワクして飛びつく・・直ぐに弾けるようになる・・ピアノレッスンのオリジナルメソッドを創作しています。
そのメソッドの他、400人の生徒(1歳半から6歳児)を1人の先生が教えているユニークなリトミック教室のご紹介等、アメリカの子供達が楽しく音楽を勉強していく様子をお知らせしまーす。
ピアノに興味のある方、ピアノは勿論のことお子さんの教育について御意見、疑問のある方、お気軽にコメントやメールをお寄せください。
メールアドレス mayumimo.music@gmail.com
公式ウェブページ http://mayumimusic.com/
よろしくお願いします。
ゲストミュージシャン バイオリンのバレリー先生
さて、みなさん、今日は弦楽器の勉強。 バレリー先生がゲストミュージシャンです。
いつものように、HELLOソングでレッスンは始まります。
メロディーはバレリー先生が美しくバイオリンを弾いてくださるので、私は伴奏に徹します。
楽譜など何もなく、即興伴奏。 どんな伴奏をしたら素敵かな?と考えながら。 一人一人の生徒の名前を歌い、今日もみなさん元気です!!!
アメリカでは、よく、ピアノとバイオリンを平行してお稽古に通う子が多いようです。
バイオリンで美しく歌うメロディーの心を、そして、ピアノではハーモニーを勉強するのでしょう。
まず、先生がバイオリンの説明。 次にダイナミックレンジの説明。
一番高い音、“き~~~~”と出します。時にはその音に耳をふさぐ子も。
そして一番低い音と、サウンドエレベーター、きゅううううううう・・・と。
みんな真剣にバイオリンの音を聞いています。
CINDYはオーケストラの楽器の位置の写真を見せて、バイオリン奏者はここにいるのよ、木管楽器の奏者はここよ。。と説明をし、この場所はシンフォニーホールにいくと見れるのよ・・、と。
じゃあ、みんなで、シンファニーを聞きに、シンフォニーホールに行きましょう!!!
立ち上がって、CINDYの作った、お話し・・、まず、車に乗りましょ。。。
はい、シートベルトをつけて。 シンフォニーホールへ出発進行!
みんなで歩きます。はーーーい、着きましたよ。静かにホールに入って音楽聴きましょう!!!
シンフォニーホールでは静かに音楽を聴くということを、リトミックの中でイメージで教えていきます。
きっとこのあと、子供はシンフォニーホールに行ってみたいとお母さんにおねだりし、静かに席について音楽を聴くのでしょうね。
静かに音に集中して音楽を聴くということ。
現代は音がどこにでも鳴り響いている時代です。
きちんと心で音楽を感じる環境がなかなか少ないような気がします。
でも、ほんとうに美しい心に響く音を聞くという時間、とっても大切にしたいですね。
私も今回、バイオリンのソロを聞かせていただいたとき、すてきな音に出会いを感じる時間でした。
バレリー先生 ありがとうございます。
Cindy のEarth day クラス
4月22日はEARTH DAYとされており、学校はお休み。
地球の環境問題のことについて考えようと、サンフランシコではいろいろなイベントが行われています。
CINDYのクラスでも今日のテーマはEARTH DAY。
地球の形のボールを囲んで、はじまり、はじまり。
まず、CIRCLE AROUNDの曲をみんなで歌いながら、地球ボールの周りをまわります。 そして、このボールでママと先生と子供たち、みんなで歌を歌いながら、ボール遊び。
CINDYはさりげなく地球のボールを見せて、遊ばせる。 分からなくても、みんなこの地球の上で生活しているのよ、と。。。
次は絵本・・、EARTHについてのもの。 絵本を通して、飲む水はどうなっているのか、川、海、山、草原について説明。
経験したことある子は、海に行ったよ~~~、広かったよ、と。 草原を歩いた子は、そこでみんなでランチして、昼寝したよ~~草原の上、気持ちよかったよ、と。 そして、山を見れば、パパとママで登ったよ!!!、と・・。
子供たちは体験したことをお話する。やはり、親が自然の大切さを子供に体感させることが大事なのだなと感じました。
たくさんの美しい自然。 私も自分の作品は自然をテーマにして、はじめは”Garden in the Sky”,
”Water Symphony”
を制作。 サンフランシスコに来てあまりのお空の青さに感激! 美しい海を感じ、山をのぼり、海を走り、感動して作品を作りました。 ある有名なミュージシャンが言っていました・・、音楽家は美しい自然に感動し、音楽ができる。 そして、聴衆にその音楽を届け、聴衆も感動する。 この良いエネギー循環が大事なのだ、と。 そして、もし自然が汚くなれば、感動も少なくなり、良いエネルギーの循環がうまれない、と。今現在は地球もお掃除が大切ですし、心のCLEAN UPも必要な時代なような気がします。
音楽には自然をテーマにした曲、心をテーマにした作品がたくさんあります。 蝶々の作品を歌うにも、そのまわりの環境、風景をイメージさせて、蝶々が気持良く、お花畑を舞うにはどうしたらいいのか、意識をもって、子供のときから、体感することが大事ではないでしょうか?
いつまでも、美しい自然の環境、心で感じる良いエネルギーの循環をみなさんで作りたいものですね。
ゲストミュージシャン、ドラマー登場!!
今日のCindyのクラスには、ゲストにドラマーのPUALが来ました。
部屋に入ると彼のドラムセットにみんな驚きの顔。
いつものようにHELLOのあいさつの歌ではじまり、CINDYがPAULを紹介・・
わあああああああ
「みなさんこんにちわ!!! 僕の名前はPUAL。 きょうはドラムの勉強をみんなでしよう!」
まず、ダダダダンとかっこよーく叩いて、みんなのお目目をひく。
わああああああすごい音!!
そして、BASS ドラムからの説明。
足でドンドンと叩く。 私は“ドンドン”だと思ったけど、彼は子供に“ブンブン”と説明。
「あれ? 手を動かしていないのに、音、聞こえるね。。。」
子供達は「どこからかな?」とドラムの周りをうろうろ。
「ここだ!!!」、と指さして、BASS ドラムを見つける。 そしてドンドン。
「ドラムには小さな穴があいているんだよ。 この中に手をいれてごらん!!!」
そしてドンドン
わああああ
びびびびっ・・と振動が伝わる。
みんな穴の中に手入れて、ううううん。
お母さんも、わあああああすごい!!
PAULは振動がどうしておこるか、2歳児の子達に説明したあと・・
「次は、スネアドラム!」
“ズズウズズズズ”と説明して、聞いてもらう。 トレモロで叩いて。。
“LADIES AND GENTLEMEN、ようこそ、MUSIC-MAKERに!”
・・なんて言ってスネアを叩いて遊ぶ!!!!!笑い。。。
次はTOM TOMの説明。
「この音を良く聞いて。 トムトムっていっているでしょう!!!」
CLOSEハイハットは、手で同じ格好をして、チャク、チャク・・。
そしてシンバルは、小さいの大きいのと、音を聞かせてあげる。
お母さんたちも、目の前でドラムセットなんて見ることは滅多にないから、「わあああ!、なんかおもしろそ~!」と、子供と一緒に目を輝かす!!!
ドラムの音を聞いていると、エネルギーが充満してきてしまった~~~!
説明の途中でCINDYもみんな乗ってしまい、ロックンロールの音楽が始まっちゃった!!アメリカ人はロックンロール好きだからね。。。。
でも、この乗り最高! 私も乗りに乗ってロックンロールを!!!!
ドラムが一緒だと、いつものピアノとギターだけでは、味わえない時間!!
音楽って楽しい~~~~~。
みんなHAPPY HAPPY!
これこそ、究極の音楽遊び!!
ニコニコ・・。
みんなで騒いだ後は、子供に本物のドラムセットで叩かすのです。
2歳児の子がドラムの前に座り、ニコニコ笑って、ママの手も借りずに、一人で、ドラムセットを叩いているのです。
未来のドラマーに、ママさまは“上手に叩けたわネ、わああああ、GOOD JOB! GOOD JOB!”と興奮ぎみ!!
ほんとうに、みんな、ニコニコしてドラムを叩くのです。
子供にとって新しい楽器に出会うことはほんとうに楽しそうです。
おもちゃではなく、本物の音を聞かせれば、本能で何かを感じるのでしょうね。
きょもたのしい音楽遊びおけいこでした!!
エネルギー放出!!!!!!!
誰がドレミ・・と決めたの?
きょうのレッスン
子供が“ぐずる”ときがある。 メーガン、6歳。 とっても頭が良い娘で、独創的。
でも、今日は先生ほんとうに困りました・・。 ラをシと言いはり、シはラと言いはる。
「これじゃなきゃいやだ~~~!!!」
・・と言いはって聞かない。
要は【ドレミファソラシド】ではなく、【ドレミファソシラド】だというわけだ。
これが良いと言いはる。 ラはシだと。 何故、前回のレッスンからの1週間で、ラとシがひっくり返ったか???
世の中ではメーガン流の音名ではない。
でも、誰が【ドレミファソラシド】だと決めたの??と訊かれると。。。。
そうだな、時には、ソラシドをソシラドと歌っても面白いかな~?と一瞬思うが、先生としては間違って教えてはいけない。
でも、でも、規則が嫌いなのが子供・・と割り切り、褒めるわけにはいかないけど、面白そうね・・と。
子供がだだをこねて泣き出したときは、先生も一緒に泣いてみるのも良いかも知れない・・。
仕方なしに、一緒にソシラドと歌い、先生も遊びだすと、子供は「何が始まったのかな?」と、チラリと私を見て、ニヤリと笑う。 そして、泣き止む。
来週はきっとソシラドがソラシドに戻ってるよね・・と願うばかり・・。
レッスンの後、お父さんに、この一件をちょっと話すと・・
「幼稚園にまたもどる??? DO YOU WANT TO GO BACK TO BABY SCHOOL?」
・・とメーガンをからかう。
途端に、彼女は「やだ~~~~」と。
メーガンは、もうすぐ7歳。
子供にも、次のSTEPに行きたい気持ちと、今のままで甘えていたい気持ちとの葛藤があるのでしょう。 それが、【ドレミファソラシド】を【ドレミファソシラド】にしたのかな・・・。
子供の世界も大変なんだよね・・。
チャイニーズ NEW YEAR レッスン
今週のサンフランシスコでは、毎年恒例の市内パレードなど、チャイニーズ NEW YEARのイベントが開催されています。 CINDYのクラスもテーマは チャイニーズ NEW YEAR!
お部屋は真っ赤な“開市大吉”のポスターで飾られ、大きなドラゴンのぬいぐるみも・・。
赤色はGOOD LUCKを意味するようですね。 中国人の友達のパーティーにも呼ばれましたが、みんな赤い洋服を着て、たくさんの料理を食べて、飲んでお祝いをするのです。
まっかっかっ!!!
さて、CINDYは、「まずお部屋を見て?」と子供たちに。 でも、子供は何といっても動物に目が行くようで、ピアノの上に置いてあったドラゴンを見て、ドラゴン!!! ドラゴン!!!とばかり・・。
次は、中国の干支を見せて、この干支は、その年によって12種類の動物・・豚(猪)、鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊(山羊)、猿、雄鶏、犬・・に分けられますよ、と。
これ何?
子供はみんな動物の名前をよく知ってますよね。 ニコニコして、豚! 蛇! 馬!・・と大声で答えます。
そして、次にどんな鳴き声??と聞くと、豚はウインクウインク・・、蛇はシイイイー・・、馬はヒヒイイイ~ン・・、といった具合にすぐに答える。 その表情はかわゆーーいです。
今年は【とら年】よ、と。。。
タイガーーー!!!
子供は本当に動物が大好き、そして、動物の歌を歌う。 そのあと動物のぬいぐるみを持ってみんなで行進!!!
好きな動物のぬいぐるみをお母さんも一緒に持って・・、よーーく見ていると、好きな動物と本人のお顔がよーーく似ているときがあるのです。 私はみんなのお顔と持っている動物を照らし合わせて、ニヤニヤ。。。。。
CINDYは、大好きなぬいぐるみを持ったら「これ欲しい」と離さない子がいることを良く知っていて、行進が終わる次第に・・
「動物はお眠りしまーす」
・・とブラームスの子守歌を歌いながら、ぬいぐるみ達をスーッと袋の中に。。
そうすると、誰もごねないのだ。。 すごーーい!!! 子供はこの子守歌など未だ知らないのに、ごねることなく、動物がもうお寝んねするもだと信じて、きちんと戻す。 ぬいぐるみにハグして、キスして、GOOD NIGHT!!おやすみなさい、なんてやっている子もいる。
次はGUN HAY FAT CHOYの曲、そして HAPPY CHINESE NEW YEARの歌を歌いながら・・
「このメロディーは、ペンタトニックのスケールよ」
・・と鉄筋と木琴をみんなに渡し、ドレミファソラシドと並んだキーのファとシを取り外していってみんなで叩く。 すぐに五音音階ができてしまう。
マジック!!
2歳ぐらいの子供でも、バチを使って音の出る楽器を叩くことは簡単。 わけ分からないけど、楽しそうに、喜んで叩く。 そして次に、「これはゴングよ」と。。。 GONGを、一人一人叩かせる。 もちろん、歌いながら。 そして、どこから探してきたのか、真っ赤な太鼓も用意されており、もう雰囲気は良い感じ!
HAAPY NEW YEAR!!!
子供たちも喜んで、叩く。
今日は五音音階を覚えることが出来たので、最後にご褒美としてマジックBOXを・・ここには一人一人の子供にあげるシールがはいっている。
でも、その前に、ドレミファソラシドの歌。 今日は五音音階の勉強だったので、ドレミ・・ファは言わずに・・ソラ・・シも言わずに、ド~~~~~
わあああ~~、みんな五音音階が歌えました!!! しかし、マジックBOXからでてきたのは、ゴリラのシール????? トラのシールかと期待したんだけど。。 でも、みんなハッピーー!!!
今回も又CINDYのマジックに、私もスッカリ引き込まれてしまい・・後から、教室の写真を撮っておけば良かった・・と、ちょっと後悔。