21年前、2001年9月11日。
ロウアーマンハッタンで「アメリカ同時多発テロ」事件が起きました。
マンハッタン の シンボル
ワールドトレードセンタービルに
旅客機が突っ込む衝撃的な光景に、
その時小学生だった私は、
釘付けになりました。
大きなビルから上がる黒い煙。
崩れ落ちるビル。
鳴り響くサイレンの音に、
泣き叫ぶ人々、
祈るように手を合わせビルを見上げる市民...
▲数年前にアメリカを旅した時の中村麻由
毎年、この日になると
ニュースで祈る人々の光景を目にします。
家族や恋人、友人に同僚・・・
大勢の“大切な人”の命が奪われた日。
アメリカ史上、最も多くの殉職者が出た事件です。
きっと、未だに映像を観ることができない人も大勢いらっしゃると思います。
「あの人を思い出してしまう。」
「あの時のショックと悲しみが、当時のように蘇ってくる。」
「やり場のない 怒りや憎しみから逃れたい...」
など...
〝思い出したくない〟と
思われる方もいらっしゃると思います。
けれど、 いくら時間が流れても
“大切な人”は、永遠に“大切な人”で、
その人のことは「忘れたくない」はずです。
日常の中で目にする光景、香り、言葉、そして「音楽」・・・
その人との思い出の場所や品を目にしたり、香ってきた匂いを嗅いだ時、思い出の音楽を耳にした時、
脳裏のふと、その人のことが思い浮かぶこと、ありませんか。
辛いと感じることもありますが、
思い出したその瞬間(とき)、
自分の中に、大切な人が “ 記憶 ” として
生き続けていることが、実感できます。
思い出してあげることが一番の供養であると、よく耳にしますが、私達も心からそう想います。
残された方々の悲しみや苦しみを
大切な人が好きだった音楽が慰め、
そして大切な人が、
音楽と共に “記憶”として、
あなたと共に生き続けられますように...
ご葬儀式の中で、音楽を聴く時間は、
どうかその“大切な人”へ
思いを馳せる時間にしていただけたらと思います。
今日も
誰かの大切な人へ
そして、
大切な誰かを想って祈る人たちへ、
献奏 致します。
by スタッフ
関連リンク
▼「中村麻由」Wikipedia
▼ 公式YouTubeチャンネル
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