心理カウンセラー 伊海（いかい）真由美です。
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「自分で自分を認めましょう」
「自分にねぎらいの声をかけましょう」
などと聞くと、
「そんなことやって何か解決する？
そんなのは気休めでしょ。自分をねぎらうだけで何かが変わるとは思えないわ」
とお感じになる方ありませんか？
私はそう思っていましたよ。笑
でも実際やってみたら、
それが一番効果があって、
それでしか突破できないことがある偉大な方法だ
と今は思っています。
例えば容姿にコンプレックスがあるとします。
周囲の人が「どうしてそんな風に思うの？あなたは可愛いよ。魅力的だよ」と言ってくれたら
「そうか。あー安心した」ってなるでしょうか？
コンプレックスの沼にハマっている人は
「そうよね、容姿がひどいなんて思っていても言えないわよね」
「はいはいわかりました。もうお世辞はやめて」
と不愉快にすら思うのではないでしょうか。
「かわいいと思うよ」と言ってくれる人の人数が足りないのでしょうか。
10人、100人？1000人の人がそう言ってくれたら納得するでしょうか。
もしくは
ほめてくれる人がどんな人かによるのでしょうか。
モデル事務所の社長さんとか、
人の美についてに研究している学者さんがほめてくれたら納得いくのでしょうか。
コンプレックス（劣等感）に悩む人の多くは、
誰がなんと言おうと、周囲の言葉を受け入れることは出来ないと思います。
一瞬安心したとしても、
誰かの褒め言葉によってそのコンプレックスがきれいさっぱり払拭されることはほぼ無いと思います。
私達は、他者からの承認（他者承認）がのどから手が出るほど欲しいのですが、
いざそのプレゼントを贈られると、受け取りを拒否したり、
想像していたほど満足しない自分にモヤることがあります。
誰かが私にプレゼントを贈ってくれていたとしても、
最終的にそのプレゼントを受け取るかどうかは、
私が決めているんですよね。
ではここで、すんなり受け取る人ってどういう人かというと、
「これは確かに私に贈られたものだと認識している人」
「私はこれを受け取っても良いのだと思っている人」
「贈られたら受け取るでしょ普通に、と思っている人」
だと思います。
つまり自分のことを認めている「自己承認出来ている人」です。
少し表現を変えると
「私はこれを受け取るくらいのレベルの人だよね」
「私ってイイ感じの人だからこのくらいは受け取って良いよね」
と自分に許可が出ている
自己肯定感がある人だと言えます。
（一般的に自己肯定感が高いとされる人でも、その人が”今の自分には見合わない”と思ったものは受け取れない）
この自己肯定感がある状態って、
普通に生きていると結構維持するのが難しいと思います。
気がつくとすぐに
「私ってダメだ～」という状態に落ちてしまいます。
自己肯定感がある状態は、
日々自分で意識的に
・「〇〇に気づいた私スゴイよね（実際にはまだ行動していないけど）」
・「もっと上手くやりたいっていう意欲がある私素晴らしいよね（まだ上手くはなっていないけど）」
・「ここまでは頑張ったよね（100点じゃないけど50点までは進んだ）」
などと細かく自分をねぎらい続けることによって維持される
と思います。
私自身これを意識して繰り返していたら
「私って結構イイ感じじゃない？」って思うことが出来て、
誰かが私のことをほめてくれたら、
わりとすんなり「ありがとう。うれしい！」と言える・思える様になりました。
私が無邪気に喜ぶと、
大抵相手も嬉しそうな表情で一緒に喜んで下さいます。
もしそこで
「調子に乗るなよ！」と言いたげな不快そうな反応だった場合は、
そのほめ言葉はお世辞、嫌味、皮肉の可能性が高いことが私にわかるので、
まぁどちらにしても
すんなり受け取って無邪気に喜ぶ態度がとれることは、
私にとって良いことだと思っています。
自分を細かくねぎらい続けると
褒め言葉をすんなり受け取れる様になって更に自己肯定感が上がるし、
ほめてくれた人ともっと仲良くなれると思いますよ。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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おわり