心理カウンセラー 伊海(いかい)真由美です。
過去に有名コーチ、カウンセラーさんが相談者さんに対して
「一回絶望して下さい」と言っているのを見たことがあります。
初めて聞いた時「恐ろしいこと言うなぁ。そんなの”わかりましたそうします”っていう人いる?」と思っていました。
でも最近その言葉の意味がわかって来た気がするんです。
「絶望して下さい」はそのカウンセラーさんなりの愛だったと思うし、
場合によってはこれが究極の助言かもしれないなと思う様になりました。
ただそれは「受け取れる時と受け取れない時がある(私がそうだった)」とは思っているので、私からクライアントさんに言ったことはありませんが。
自分がどんどん落ちていく感覚を体験して、
最後海の底に足がついた様な感覚を味わうと、
そこで終わりになるかと思いきや、
人間って信じられないくらい肝が座って強くなって浮上してくるもんなんだな、
ということがわかったんです。
それはスーパーマンに変身するってことじゃなくて、その人が隠し持っていた強さを初めて発揮し始める瞬間だと私は解釈しています。
開き直るとか、思考がシンプルになるとか、執着が無くなる、生まれ変わるみたいな表現になるかもしれません。
私としてはこの話を
「一回絶望しないと人生良くなりませんよ」とか
「不幸を経験しないと幸せになりません」みたいにまとめたい訳じゃなくて、
「絶望したらしたで新たな展開があるらしいよ。何なら意外と悪くない展開とか、良くなる展開があるって言ってた人がいたな。もしかしたらこの体験は私に新たな展開を起こすのかもしれないな」っていうのを頭の隅においてみたらどうなるでしょう?っていうご提案です。
そう思ったって、
落ちて行く時はメッチャ怖いし、
これ以上落ちない様に崖にもしがみつくし、
ジタバタもします(色んなことを学んだり、試したり、人に相談したり、発狂してみたり、色々やる)。
ジェットコースターみたいなもんです。
最後は安全に元の位置に戻って来ることはわかっていたとしても、
途中は絶叫しちゃうじゃないですか。
人間ならそうなりますよね。
「人間だから当然そうなるよね。なるなる。しょうがないじゃん。怖いー」
と泣き叫びながら、
「でもこれ落ちたら落ちたで新たな世界が広がるって聞いたことあるんだよなぁ」
なんて思いながらまたジタバタする、っていうのを
とりあえずあなたが納得するまで繰り返してみる、
っていうのはどうでしょう。
私の場合、
ジタバタしながらどんどん落ちて行って、
ある時海の底みたいな感覚を感じて、
そこから急に浮上し始めて、
その後すごく楽に泳げる様になった、という体験をしたんですが、
その時思ったんです。
「あぁ落ちても大丈夫だったんだ私。テヘペロ」って。
最後までお読み下さりありがとうございました。
ホームページはこちら
無料メルマガ登録はこちら
・・ここだけの話あり。
インスタはこちら
スタンドFM(ラジオ)はこちら
フェイスブックはこちら
おわり